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カテゴリ: ★『自殺の霊的知識』

 以下の文章は、[迷える霊との対話]という、霊的知識の書物から抜粋した文章です。また、自殺に関するその他の霊的知識は、[自殺してはならない霊的な理由]に書かれています。

 これは招霊実験を始めた 頃で、1906年11月15日にシカゴで起きたものである。いつもの交霊会を催している最中に急に霊媒の様子がおかしくなって床の上に寝転び、しばらく人事不省のような状態が続いた。そのうちやっと憑依霊が引き出された。
 とても苦しんでいる様子で「もっと薬を飲めばよかった。死にたい。もう生きているのはイヤ!」という文句をくり出した。それから弱々しい声で、あたりが真っ暗で何も見えないと言った。部屋の電灯の明かりが直接顔に当たっているのに、それが見えないのだった。それから、か細い声で、「息子がかわいそう!」と言うので、事情を説明するようにきつく求めると、名前はメアリー・ローズといい、住所はサウス・グリーンストリート202、ということだったが、我々の全く知らない住所だった。
 最初のうち年月日がさっぱり思い出せなかったが、「今日は1906年11月15日ですか」と尋ねてみると、「いえ、それは来週です」という返事が返ってきた。それから色々と聞き出してみると、彼女は慢性の腹部疾患に悩まされ、その人生はいわば失望の連続だった。その惨めな人生に終止符を打ちたいと思って服毒したのだった。そして実際には自殺に成功しているのであるが、私と接触のあった当初はそれが理解出来なかった。
 というのも、大抵の自殺者がそうであるように、彼女は生命の不滅性と死後の世界の実在について全く無知だったのである。が、私との対話によって人生の目的、経験の意義、苦しみの効用が分かり始めると、自殺したことへの後悔の念に襲われ、真剣にゆるしを求めて祈り始めた。そしてそれが僅かながらも霊的視覚を開かせ、迎えに訪れていた祖母の霊姿がおぼろげながら見えた。
 あとでそのスピリットが述べた住所を調べてみたところ、間違いなかった。メアリー・ローズという女性がかつてその家に住み、今でも息子が住んでおり、母親はクック郡立病院へ運び込まれて一週間前に死亡したという話だった。私は念のため同病院を訪れて、さらに確定的な事実を発見し、記録のコピーを入手した。それには次のように記してあった。


 クック郡立病院 イリノイ州 シカゴ
 メアリー・ローズ
 1906年11月7日 入院
 1906年11月8日 死亡
 石炭酸中毒
 ナンバー・341106

 以下の文章は、[シルバーバーチの霊訓]という、霊的知識の書物から抜粋した文章です。また、自殺に関するその他の霊的知識は、[自殺してはならない霊的な理由]に書かれています。

交霊会でのシルバーバーチへの質問

ー外的な手段によって生命を断つことは非難されるのは当然ですし、私もその通りだと思うのですが、外的な手段を用いずに、心で死のうと決意して死期を待つことも可能です。それも一種の自殺でしょうか。

 「各人各個の責任は変えようにも変えられません。因果律は絶対です。原因があれば必ずそれ相当の結果が生じます」

ー死後の生命を信じるがゆえに死を歓迎することもあるかも知れません。肉体が手の施しようのない状態となり、そうなった以上もはや医学的手段でいたずらに生命を維持するのを潔しとせず、死を覚悟するのです。

 「ならばその時の動機付けが大切なポイントになります。同じ行為でも動機付けによって正当性が違ってきます」

ー自殺者のそちらでの状態は不幸で、右も左も分からなくなり、惨めであるということですが、自殺する時の精神状態が既にそうであったはずですから、死後も同じ状態に置かれても不思議はないと思うのです。では仮に真の喜びと幸せを感じながら自殺したらどうなるでしょうか。

 「その場合は動機が自己中心的ということになります。自然の摂理をごまかすことはできません。こればかりは例外がありません。蒔いたものは自分で刈り取らねばなりません。それ以外にありようがないのです。動機がすべてを決定づけます。その時点において良心が善いことか悪いことか告げてくれます。もしそこで言い訳をして自分で自分をごまかすようなことをすれば、それに対して責任を取らされることになります」

ー食べ過ぎ飲み過ぎ吸い過ぎは自殺行為だと医者がよく言いますが、これも一種の自殺と見なされるのでしょうか。それとも死というのはあらかじめ定められているのでしょうか。

 「答えはご質問の中に暗示されております。もしもあらかじめ定められているのであれば、それが自殺行為であるか否かの問題ではなく、そうなるように方向づけられていたことになります。ですから、それが宿命であれば、そうなるほかはなかったということです。魂そのものはそれと自覚していることも有り得ます」

 以下の文章は、[シルバーバーチの霊訓]という、霊的知識の書物から抜粋した文章です。また、自殺に関するその他の霊的知識は、[自殺してはならない霊的な理由]に書かれています。

大きな悩みを抱えて自殺まで考えている男性から投書があり、シルバーバーチ霊は自殺行為をどう観ているかを聞いてみて欲しいとあった。投書が読み上げられるのを聞いてシルバーバーチはこう語った。

 「事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはまいりません。自殺行為によって地上生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。もしそのようなことをしたら、それ相当の代償を支払わねばならなくなります。それが自然の摂理なのです。地上の誰一人として、何かの手違いのためにその人が克服できないほどの障害に遭遇するようなことは絶対にありません。
 むしろ私は、その障害物はその人の性格と霊の発達と成長にとって必要だからこそ与えられているのですと申し上げたいのです。苦しいからといって地上生活にさよならをしても、その苦しみが消えるわけではありません。それはあり得ないことです。またそれは摂理に反することです。公正は絶対普遍であり、その裁定はそれぞれの魂の成長度に合わせて行われるからです」

ー(司会者)この方は現在の自分の置かれている状態が不当だとおっしゃりたいようです。

 「分かっております。地上の人間は時として物事を逆さまに見ていることがあります。きわめて不完全な知識でもって判断しようとされます。人間にも一定範囲の自由意志が許されており、それを行使していらっしゃいますが、誰一人として自然の摂理から逃れられる人はいません。
 物質の世界から霊の世界へ移ったからといって、それだけで魂に課せられた責任から逃れられるものではありません。それだけは明確に断言できます。無限の知識に比べると、我々は何と知らなすぎることでしょう。が、その僅かな知識しか持たない者でも、今までより少しでも多く知ったら、その知識を有効に活用しなければなりません」

ー自殺者は死後どのような状態に置かれるのでしょうか。

 「それは一概には申し上げられません。それまで送ってきた地上人生によって異なるからです。開発された霊的資質によって違ってきます。魂の発達程度によって違ってきます。そして何よりも、その自殺の動機によって違ってきます。
 キリスト教では自殺をすべて一つのカテゴリーに入れて罪であるとしておりますが、そういうものではありません。地上生活を自分で勝手に終わらせる権利は誰にもありませんが、自殺に至る事情には酌量すべき要素や環境条件が色々とあるものです」

ーいずれにせよ自殺行為が為にならないことだけは間違いないでしょう。

 「無論です。絶対に為になりません。地上生活を勝手に終わらせることが魂のプラスになったということは絶対にありません。が、だからといって、自殺した者がみんな暗黒界の暗闇の中に永遠に閉じ込められるわけではないと申し上げているのです」
 

別の日の交霊会では、親戚の者が自殺してしまったという人からの投書が読み上げられた。その最後に「自殺行為は霊的進歩の妨げになるのでしょうか」という質問があった。
 これに対してシルバーバーチが「勿論です」と答えると、

ー神は耐え切れないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追いやられる人は、やはり耐え切れない苦しみを受けるからではないでしょうか。

 「それは違います。説明の順序として、これには例外があることから申し上げましょう。いわゆる精神異常者、あるいは霊に憑依されている場合もあります。が、この問題は今はわきへ置いておきましょう。いずれにせよ、このケースはごく少数です。大多数は私に言わせれば臆病者の逃避行為であると言ってよいと思います。果たすべき義務に真正面から取り組むことが出来ず、今自分が考えていること、つまり死んでこの世から消えることがその苦しみから逃れる一番楽な方法だと考えるわけです。ところが、死んだつもりなのに相変わらず自分がいる。そして逃れたはずの責任と義務の観念が相変わらず自分につきまとう。その精神的錯乱が暗黒のオーラを生み、それが外界との接触を遮断します。その状態から抜け出られないまま何十年も何百年も苦しむ者がいます。
 しかし、私がいつも言っているように、一番大切なのは動機です。何が動機で自殺したかということです。ままならぬ事情から逃れるための自殺は、今述べた通り、そう思惑どおりには行きません。が一方、時たまあるケースとして、動機が利己主義でなく利他主義に発している時、つまり自分がいなくなることが人のためになるという考えに発している時は、たとえそれが思い過ごしであったとしても、さきの臆病心から出た自殺とはまったく違ってきます。
 いずれにせよ、あなたの魂はあなた自身の行為によって処罰を受けます。みんな自分の手で自分の人生を書き綴っているのです。いったん書き記したものは二度と書き変える訳にはいきません。誤摩化しはきかないのです。自分で自分を処罰するのです。その法則は絶対であり不変です。
 だからこそ私は、あくまで自分に忠実でありなさいと言うのです。いかなる事態も本人が思っているほど暗いものではありません。その気になれば必ず光が見えてきます。魂の奥に潜む勇気が湧き出てきます。責任を全うしようとしたことが評価されて、その分だけ霊界からの援助のチャンスも増えます。背負い切れないほどの荷はけっして負わされません。なぜなら、その荷は自らの要素がこしらえたものだからです。けっして神が(この人間にはこれだけのものを負わせてやろう)と考えて当てがうような、そんないい加減なものではありません。
 宇宙の絶対的な法則の働きによって、その人間がその時までに犯した法則違反に応じて、きっちりとその重さと同じ重さの荷を背負うことになるのです。となれば、それだけの荷をこしらえることが出来たのだから、それを取り除くことも出来るのが道理のはずです。つまり悪いこと、或は間違ったことをした時のエネルギーを正しく使えば、それを元通りにすることが出来るはずです」

ー因果律の働きですね。

 「そうです。それが全てです」

ーたとえば脳神経に異常をきたしてノイローゼのような形で自殺したとします。霊界へ行けば脳がありませんから正常に戻ります。この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか。

 「話をそういう風にもって来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。答え方次第ではまるで自殺した人に同情しているかのような、或は、これからそういう手段に出る可能性のある人に口実を与えていることになりかねないからです。
 勿論私にはそんなつもりは毛頭ありません。今のご質問でも、確かに結果的に見ればノイローゼ気味になって自殺するケースはありますが、そういう事態に至るまでの経過を正直に反省してみると、やはりそのスタートの時点において私が先ほどから言っている[責任からの逃避]の心理が働いていたのです。もしもその人が何かにつまずいた時点で[自分は間違っていた。やり直そう。そのためにどんな責めを受けても最後まで責任を全うしよう]と覚悟を決めていたら、不幸をつぼみのうちに摘み取ることができていたはずです。
 ところが人間というのは、窮地に陥るとつい姑息な手段に出ようとするものです。それが事態を大きくしてしまうのです。そこで神経的に参ってしまって正常な判断力が失われていきます。ついにはノイローゼ気味となり、自分で自分が分からなくなります。問題はスタートの時点の心構えにあったのです」

 以下の文章は、[迷える霊との対話]という、霊的知識の書物から抜粋した文章です。また、自殺に関するその他の霊的知識は、[自殺してはならない霊的な理由]に書かれています。

 R夫人は自殺志向が強く、絶えず髪の毛を掻きむしり、食べることも眠ることもせず、いつしか骨と皮ばかりに痩せこけてしまった。そして「もう五百人も人殺しをした。あとは自殺することしか用がなくなった」などと口走るのだった。好転の兆しが見られないので精神病院に送られ、3年間もの間、鍵のかかった部屋に留置されていた。
 我々の手に預けられてからも、数回にわたって自殺を企てたが、二、三週間もするうちに、かつて自殺して死んだ陰鬱なスピリットが取り除かれて、それ以来、自殺の衝動は見られなくなった。
 その後もしばらく、我々の治療所にいて、体重と体力と健康の回復をはかり、完全に正常に復してから家族の元に帰り、今では、病気になる以前にやっていた仕事が出来るようになった。次の実験は、その除霊されたスピリットとの対話である。

 1919年2月23日
 スピリット=ラルフ・スチーブンソン

博士「どちらからおいででしょうか」
スピリット「うろついていたら明かりが見えたので入ってきました」
博士「お名前を教えていただけますか」
スピリット「いえ。自分でも分からないのです」
博士「ご自分の名前が思い出せないのですか」
スピリット「何もかも思い出せなくなったみたいで・・・・・。頭がどうかしたのでしょうか。ひどく痛みます」
博士「ご自身は、どうしてだと思われますか」
スピリット「考えるのが難しくて・・・・。私は何をしにここへ来たのでしょうか。あなたはどなたですか」
博士「ドクター・ウィックランドと呼ばれている者です」
スピリット「何のドクターですか」
博士「医学です。あなたのお名前は?」
スピリット「私の名前?妙なことに、思い出せないのです」
博士「死んでどのくらいになりますか」
スピリット「死んで?冗談じゃありません。死んでなんかいませんよ。死んでた方が良かったのですがね・・・・・」
博士「人生がそんなに面白くないですか」
スピリット「ええ、面白くないです。もし私が死んでいるとしたら、死んでいるというのもなかなか辛いものですね。何度死のうとしたか知れませんが、死ぬたびに生き返るのです。なぜ死ねないのでしょうか」
博士「[死]というものは存在しないからです」
スピリット「ありますとも!」
博士「何を根拠にそう断言なさるのですか」
スピリット「根拠は知りません。(急に苦しげに)ああ、死にたい!死にたい!人生は暗くて憂鬱だ。もう死んでしまいたい・・・何もかも。なぜ死ねないのだ!」
博士「あなたは道を間違えられたのですよ」
スピリット「では、正しい道はどこにあるのですか」
博士「あなたの心の中です」
スピリット「私は、神の存在を信じた時がありました。天国と地獄の存在を信じたこともありました。が、今はもう信じてません。あたりは暗く陰鬱で、良心が咎めてばかりいます。ああ、忘れさせてほしい!忘れてしまいたい!ああ、忘れたい!」
博士「あなたは肉体を失っていることをご存知ですか」
スピリット「何も知りません」
博士「では今、なぜ、ここにいらっしゃるのでしょう?」
スピリット「皆さん方の姿は見えております。見覚えのない方ばかりですが、お見受けしたところ、親切そうな方ばかりです。どうか私も仲間に入れて頂き、少しでも結構ですから、光と幸せを恵んでくれませんでしょうか。もう何年もの間、光も幸せも味わっていないのです」
博士「それほどまで苦しみを味わう原因は何なのでしょうね?」
スピリット「神は存在しないのでしょうか。なぜ神は、私をこんな暗くて陰気なところに押し込めておくのでしょうか。私もかつては純心な少年でした。なのに私は・・・・ああ、言えない!言っちゃいけない!いけない、いけない、絶対に言っちゃいけない」(非常に興奮している)
博士「今、あなたの心にあるものを全部吐き出してごらんなさい」
スピリット「大きな過ちを犯してしまいました。絶対に許されないことです。私のような者を神は決してお許しにならないでしょう・・・・決して、決して、決してお許しにならない!」
博士「今、あなたが置かれている現実に目を向けることが大切です。私達が力になりましょう。で、まず、あなたは男性であるかのようにおっしゃってましたが・・・・」
スピリット「男性ですとも」
博士「その身体は女性ですよ」(博士の奥さんが霊媒だから)
スピリット「苦しんでいるうちに女になっていて、しかもそれに気がつかないなんて、そんな馬鹿なことがこの世にありますか。(あるスピリットの姿を見てひどく興奮して)こっちへ来るな!来るな、来るな!あっちへ行け!わあっ、あれを見ろ、あれだ。もう勘弁してくれ!」
博士「一体何をしたというのですか」
スピリット「それを喋ったら逮捕されてしまう。これ以上ここへはいられない。帰らせてもらいます。走って逃げないと!(R夫人は何度も逃げ出そうとする行動を見せた)奴らが追いかけてくる。こんなところにいたら、捕まってしまう。帰らせてくれ!見ろ、やってくる、奴らが!」
博士「今どこにいると思っているのですか」
スピリット「ニューヨークです」
博士「ここはロサンゼルスですよ。今年は何年だと思いますか。1919年ですよ」
スピリット「1919年?そんなはずはありません」
博士「何年のつもりですか」
スピリット「1902年です」
博士「17年も前の話ですね。肉体という物的身体を失っていることがまだ分かりませんか。本当の死というものは存在しないのです。地上界から霊界へと移るだけのことです。なくなるのは肉体だけなのです。生と死の問題を勉強なさったことがありますか」
スピリット「いえ、勉強というほどのことはしていません。信じていただけです。名前はラルフと申します。姓は忘れました。父は死にました」
博士「お父さんは、あなたと同じく死んでませんよ」
スピリット「勿論私は死んでいません。いっそのこと死んでしまいたかったくらいです。お願いです。私をどこかへ連れて行って、死ねるように殺してください(R夫人もしばしば「殺して」と頼んでいた)。
 あっ、また奴らが来る!白状なんかするもんか!白状したら最後!牢へぶち込まれるに決まってる。あんな思いはもう沢山だ」
博士「ご自分の身の上についての無理解が、あなたをいつまでも暗闇の中に閉じ込めることになるのです。白状なさい。悪いようにはしませんから」
スピリット「それが、しようにも出来ないのです。前にもしようとしたのですが、どうしても出来ませんでした。私の過去の映像が目の前に立ちはだかるのです」
博士「おっしゃってることから察するに、あなたは明らかに人間に憑依していて、あなた自身が自殺しようとして、実際はその人達を自殺させてしまったのでしょうね。時折、ご自分でも変だなと思うような状態になったことはありませんか」
スピリット「自分がどうなっているかを考えてみたことはありません。(急に驚いて)あっ!アリスだ!嫌だ、嫌だ、怖い!アリス、僕は本当はあんなことをするつもりじゃなかったんだ。頼む、アリス、もう責めないでくれ!」
博士「お二人の間でどういうことがあったのかを話してくだされば、我々が救ってあげられるのです」
スピリット「二人で一緒に死のうと誓い合ったのに、死んでなかったのです。アリス、なぜ殺してなんて言ったのだ?なぜ言ったのだ?君を先に撃ってから自分を撃った。が、僕が死ぬことが出来なかった。ああ、アリス、アリス!」
博士「今では多分、アリスの方が事情が分かっているはずですよ」
スピリット「彼女が言っています-「ラルフ、私達二人共馬鹿だったの」と。では、あなたに全てを打ちあけます。言い終わったところで逮捕されるでしょうけど・・・・。
 アリスと私は、結婚を誓い合った仲でした。ですが、アリスの両親が私を気に入ってくれなくて、結婚に反対したのです。しかし二人とも心から愛し合っていたものですら、いっそのこと心中しようと決めたのです。先にアリスを殺し、続いて私が自分を撃とうと・・・・。そして、その通りにやったのですが、私はどうしても死ねませんでした。アリスがそこに来ているところを見ると、彼女も死んでなかったようです。
 あの時、アリスは私に向かって「さ、早く殺して!早く、早く殺して!何してるの、早くやってよ」と叫びました。私は深く愛していましたから、どうしても引き金が引けません。でも、アリスは、殺して殺してと言い続けています。家にも帰れない、結婚も出来ないのなら、二人で死ぬしかないじゃないの、と言います。
 といって、アリスは自分でピストルを撃てません。私にもその勇気はありません。が、アリスがあんまりせがむものですから、ついに私は目をつむってアリスを撃ちました。そして、彼女の身体が倒れてしまわないうちに自分を撃ちました(実際は、それで二人とも死んでいる)。
 ところが、アリスの倒れている姿が見えます。私は怖くなって、起き上がって逃げました。逃げて逃げて逃げまくり、今もまだ走ったり歩いたりしながら逃げているところです。なんとかして忘れようとするのですが、どうしても忘れられません。
 時折、アリスが姿を見せます。が、私は「僕が殺したんだ。近づかないでくれ」と言って逃げ出しました。警察からも、誰からも逃げてまわりました。そのうち、自分が年のいった女性になったような感じがして、それが暫く続きました。そのうち脱け出たように思いますが、暫くすると、また同じ女性になったような気がしました」
博士「その時、あなたは人間に憑依していたのですよ」
スピリット「憑依?それはどういうことですか」
博士「聖書に、汚れたスピリットを取り除く話がありますね?」
スピリット「ええ、あります。でも私は、その女性になった時も、死にたいと思っていました。なのに、死ねなかったのです。その女性が私に付きまとうのを振り払うことも出来ませんでした。もうこれ以上付きまとわれるのはご免です。(急に興奮して)あっ、アリスだ。来るんじゃない!
  私があの女性といる時に、あの稲妻みたいなものを浴びせられました。私を殺そうとしているのだと思い、私も死んでしまいたいと思いました(患者のR夫人は、電気治療を施すと、いっそのこと殺してくれと叫んでいた)。稲妻みたいで、私に命中はするのですが、それでも死にませんでした」
博士「あの火花は、私達が治療している患者の一人に流した静電気の反応です。あなたはその患者に取り憑いておられたのです。その女性もあなたと同じように、死にたい死にたいと言っていました。あなたが乗り移っていたからで、その方の人生を台無しにするところでした。
 幸い、あの電気であなたをその方から離すことが出来て、これでその方は正常になられることでしょう。あなたも、もうすぐ救われますよ。
 ここをお出になったら、アリスについて行ってください。アリスがあなたの事情をよく説明してくれますよ。あなたは肉体をなくしていることに気づかずに、まだ地上で生きているつもりでいるようですね。あなたもアリスも、スピリットになって生き続けているのです。人間の目に見えないスピリットになっていて、あなたは今、私の妻の身体に宿って話しておられるのです。スピリットと精神は永遠に滅びないのです」
スピリット「私にも、心の安らぎが見いだせるでしょうか。一時間でもいいから、心の安らぎが欲しいのです」
博士「一時間どころではありませんよ。あなたの前途には、永遠の安らぎが待っております」
スピリット「私の行為は許されるのでしょうか」
博士「それだけの懺悔の気持ちと苦しみで、もう許されるに十分ですよ。これからも辛抱して、進んで真理を学ぶことです。そうすれば救われます」
スピリット「おや、母さんだ!母さん!僕はもう、息子と呼んで頂く値打ちもない人間になってしまいました。母さんのことはずっと心にありましたが、今はもう、近づいて頂ける人間ではありません(すすり泣く)。
 ああ、母さん、こんな僕を許してくださいますか。こんなわがまま息子を迎え入れて頂けますか。これまでの僕は、ああ、本当に苦しい目にばかりあってきました。許してくださるのなら、私を連れて行ってください。母さん!」
博士「お母さんは何とおっしゃっていますか」
スピリット「「何を言ってるのかい。母親の愛情はそんなことくらいで消えるものじゃないよ。これまで何度お前に近づこうと努力してきたことか。でも、お前はいつも逃げてしまって・・・・」と」

 ここで息子が去り、母親の手に預けられた。代わってその母親が出て、お礼の挨拶を述べた。それを紹介しておく。

[スチーブンソン夫人の挨拶]
「今ようやく息子と一緒になれたところです。私は永い間息子と接触しようと、随分努力したのですが、駄目でした。今度こそと思って近づいていく度に、あの子は私から逃げるのでした。私の姿は何度も見えていたのです。が、怖がったのです。それは、人間は死ねばもうおしまいという間違った信仰を教え込まれていたからです。それが、人間が死者の出現を気味悪がる理由でもあります。
 人間に(死)はないのです。霊的な生活の場へと移るだけなのです。その事実を理解している人は美しい境涯へと参ります。地上にいる間に死後の世界について大いに学んでおくべきです。
 自分の人生とは何か、自分とは何なのかについて、しっかりと勉強しておいてください。そうしないと、私の息子のようなことになります。あの子は、私と恋人、それに地上で見かけた警官から逃れようとして、何年もの間走り続けておりました。
 あの子は、暫くの間、一人の婦人に憑依していて、事情が分からないものですから、その方の磁気オーラにひっかかったままになっておりました。一種の地獄の中にいたわけです。火の地獄ではなく、いわば[無知]の地獄です。
 死は、いつ訪れるか分からないのですから、いつしか行くことになっている世界について、どうか、今から知っておいてください。死のベールの彼方にあるものを、あらかじめ知っておくのです。そうすれば、この世に別れを告げるべき時が訪れた時に、しっかりと目を見開いて霊界へ入り、私の息子のように地縛霊とならずに、赴くべきところに赴くことが出来るのです。
 かわいそうに、息子は今、すっかり疲れ果て、精神的に病んでおります。これから私が看病しながら、永遠の生命について教えていくつもりです。そうすれば、霊界の美しい境涯を実感するようになるでしょう。
 信じるだけではいけません。それでは進歩がありません。他人のために生き、他人のために役立つことをするという[黄金律]を実践しないといけません。そういう生活をしていれば、スピリットの世界に来てから幸せが得られます。
 息子へのご援助に感謝申し上げます。母親の愛は強いものでございます。今度、息子をご覧になった時は、全ての疑念も無くなっていて、ずっと立派な人間となっていることでしょう。疑念は精神的な壁のようなものです。生と死の間に自分自身でこしらえているのです。その壁があるかぎり、親子といえども、一緒になれないのです。
 その疑念に囚われていた息子は、私を見るとすぐに逃げ出し、アリスも近づけませんでした。まだ地上にいるつもりで、自殺が成功しなかったと思い込んでいたのです。そうしているうちに、ある感受性の強い女性と波長が合ってしまい、その方に憑依してしまいました。本人はそれを、牢に入れられたように思っていたようです。
 今夜は、私の息子の為に皆様のお手を患わせ、心から感謝しております。このお仕事に、これからも神の祝福がありますように。さようなら」

 以下の文章は、[迷える霊との対話]という、霊的知識の書物から抜粋した文章です。また、自殺に関するその他の霊的知識は、[自殺してはならない霊的な理由]に書かれています。

 ●人間を自殺に追い込む憑依霊
 “どうしてまた、あの人が・・・・”と思いたくなるような、原因らしい原因がまったく見当たらない自殺の大半は、自縛霊による憑依や唆しが引き金となっていることが判明している。
 それには邪霊が意図的に自殺を唆している場合と、既に自殺をして霊界に来ていながらその事実に気付かず、自殺が失敗したと思い込んで、何度も自殺行為を繰り返しているうちに、波動の合った人間に憑依して、その人間を道連れにしてしまった場合とがある。
 いずれにしても、その行為の結果は例外なく惨めである。

 ●突然首吊り自殺した女性のスピリット
 最初に紹介するのは、私自身も少年の頃に通ったことのある日曜学校の女の先生で、X夫人と呼んでおく。妻とは一面識もない。知的で、霊性も豊かで、勿論熱心なクリスチャンで、二人の子供に恵まれた幸せな家庭の母親だった。
 どこからどう見ても、何一つ不幸の陰は見当たらなかったその先生が、ある日、突如として首を吊って死んでしまった。ご主人も子供も、訳の分からない悲劇に呆然とするばかりだった。
 それから10年後の冬のことである。シカゴの拙宅で、妻と二人きりで寛いでいた時に、突然、妻にあるスピリットが憑依して、苦しそうに喘ぎながら首のところに手をやって、もがき始めた。
 よくあることだが、自分が既に死んでいることに気付いていないスピリットが再び物質と接触すると、死に際の断末魔をもう一度体験するのである。この場合も同じだった。
 いろいろと尋ねていくうちに、そのスピリットは、驚いたことに、私の知っている日曜学校の先生で、首を吊って自殺したことを述べた。その時もまだ地上圏に釘付けにされていて、それまでの地獄のような精神的苦痛を述べ、さらにこう続けた。
 「肉体から離れてすぐ、私の愚かな行為の原因が分かりました。私達一家の幸せな生活を妬む教会関係の人達の念によって引き寄せられた邪霊の一味が、私のすぐそばに立っていて、上手くいったとばかりに、ほくそ笑んでいる姿が見えたのです。
 なんとかしてもう一度肉体に戻りたいと思いましたが、時既に遅しでした。その日から今日まで、どれ程の絶望と悔恨の情に苛まれたことでしょう。楽しかった家庭は破壊され、夫は生きる勇気を失ってしまいました。子供達はまだまだ私の世話が必要だったのに!私が近づいて語りかけても、全く通じません。私は、今日まで薄暗い闇の中で、悶々として過ごすしかありませんでした」
 私の説得によって慰めを得て、霊界の事情に目覚めたX夫人は、喜んで高級霊の手引きに従って霊界入りし、心を入れ替えて、改めて地上の愛する家族のために役立つ仕事をすると誓ってくれた。
 その後何年かして、我々のサークルで自殺志向の強い患者を扱っている最中に、突然X夫人が戻ってきて、次のような体験談を語ってくれた。

 1918年11月17日
 スピリット=X夫人

 「あれ以来随分になります。この度は自殺を考えておられるこの若い女性に、一言ご忠告申し上げたいと思ってやって参りました。
 何年も前の話になりますが、私は二人の可愛い子供と優しい夫に恵まれた、幸せな家庭の主婦でした。私共夫婦が相性が良くて仲睦まじかったせいか、教会関係の方達の中にはそれを妬ましく思う人が多くいたようです。
 当時の私は、バプテスト派教会に属していたせいもあって、自分が霊感が強いということを知りませんでした。ただひたすら家庭を守ることに専念しておりました。が実は、見えざる世界に、私を陥れようとする者がいたようです。ある日、いつものように明るく夫にキスをして送り出した後、ふと、誰かに捕まえられたような感じがしたのです。
 それから後のことは何も知りません。何一つ知らないのです。何か妙な感じがして、誰かに捕まえられて身動きが取れなくなったところまでは覚えているのですが、それからあと自分がどんなことをしたか、まるで分からないのです。
 暫くして我にかえってみると、全てが一変しておりました。目の前で夫が激しく慟哭しているのです。どうしたのだろうと思っているうちに、なんと、私の身体が首を吊ってぶら下がっていることを知ったのです。
 ああ!その時の私の苦悶をどう表現したらいいのでしょう!夫は部屋の中でぶら下がっている私の体の前で、悲嘆に暮れて泣き崩れています。なのに私はどうしてあげることも出来ませんでした。夫のそばに立ったまま、なんとかしてもう一度その身体の中に戻れればと願いましたが、駄目でした。二人の子供も泣きじゃくっています。その二人にも、私は何もしてあげられないのです。
 そのうち、何人かの邪悪そうなスピリットがすぐ近くに立って、私達一家の悲劇のシーンを見つめながらニタニタしているのを見て、やっと事情が分かりました。人の幸せを妬む彼等は、私を霊的に金縛りにし、私の身体に憑依して自殺させたのです。
 夫は、私が首を吊っているシーンを忘れることが出来ません。子供はまだ小さくて、面倒を見てやる必要がありました。私がやってあげるべきところを、夫が背負うことになってしまいました。
 もとより私は、自分の意志で自殺した訳ではありませんが、それから10年もの永い間、その行為が私の目の前から離れませんでした。といって、もはやどうしようもありません。そのことでどれほど苦しい思いをしたことでしょう。子供が可哀想で、可哀想で!ある日のことです。とても寒い日でした。ふと生き返ったような感じがしたのです。そして、なんとなく温かい感じがするのです。自分がどこにいるのかも分かりませんでしたが、とにかく生き返ったような感じがしました。先生(博士)が事情を説明してくださり、一時的に先生の奥様の身体を使わせてくださっていることを知りました。そして、知り合いのスピリットが霊界へ案内してくださることも知りました。
 そのことがあってから気持が幾分安らぎました。現在いるような美しい環境に行けたのも先生のお蔭です。しかし、それまでの10年の永かったこと!目に映るのは自分が首を吊っているシーンと、いたいけない我が子の姿でした。夫に子供・・・・どんなにか私の手を必要としたことでしょう!が、私には為す術がありませんでした。
 死にたい気持を抱いておられる方々に申し上げます。どんなことがあっても、それを実行に移してはなりません。自ら死を選んだ時、どれ程の地獄の苦しみが待ち受けているか、人間はご存じないし、また理解することも出来ないことでしょう。一旦その肉体から離れてしまうと、二度と戻れません。ということは、地上での義務がそれっきり果たせなくなるということです。
 子供達は、自分達の母親が自殺したという思いを拭うことは出来ません。夫も子供も私を許してはくれないでしょう。スピリットに唆されたとはいえ、苦しむのは私でしかありません。
 霊界の法則をお知りになれば、その結果の恐ろしさが分かって、自殺などしなくなるはずです。自分で死のうなどという考えは、棄て去って下さい。寿命が来るまで、なんとしてでも、この地上で頑張るのです。私が苦しんだ10年間は、地上に存在しているべき期間でした。本来ならその期間を地上で過ごしてから、こちらへ来るべきだったのです。そうすれば、その間に夫と子供のために私が果たすべき義務を果たすことが出来たわけです。
 私に割り当てられた寿命を全うせずにこちらへ来るべきではなかったのです。それで、10年間にもわたって私の目の前から、首を吊った自分の姿が消えなかったのです。そして、その間ずっと、夫と子供が私を必要としていたことを思い知らされたのです。
 もう今では、家族がこちらで再会するまで明るく過ごすことが出来ます。子供達のために、霊界から精一杯世話をしてあげることが出来ます。
 どうか夫によろしく伝えて下さい。夫は今でも孤独です。すぐそばにいてあげることは出来ても、その孤独感を慰めてあげることは出来ないのです。
 では、さようなら」

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