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カテゴリ:★『霊の書』 > 霊の書 創造

霊の書 創造 目次

宇宙の創造

生命の創造

始祖アダム

人種の相違

世界の多様性

旧約聖書の天地創造説話

○宇宙は創造されたものですか、それとも神のように初めから存在していたのですか。
「確かなことは、宇宙は自成した筈はないということ。では初めから在ったのかというと、それでは神の作品とは言えなくなってしまう」
〔注解〕我々の理性によると、宇宙が自らを創ったとは考えられない。また偶然に出来たとも考えられないから、結局、神の創造と言わざるをえなくなる。

○神はどのようにして宇宙を創造されたのですか。
「普通の言い方をすれば、神の意志によって、ということである。<神が光あれ、と言い給うと光があった>、これは旧約聖書の創世記の有名な言葉だが、これ以上に、神の全能の意志による行為を表す観念は他にないであろう」

○宇宙はどのようにして成ったか、私共はこれを知ることが出来ますか。
「諸君に理解できる範囲内で説明すると、こうだ、各天体は、宇宙空間にひろがっている物質が凝縮して形成されたものである」

○現在想像されているように、彗星は根源的物質の凝縮の初め、すなわち生成過程の天体、こう考えてよろしいか。
「その通りである。しかし、それから発する影響を信じるのは愚である。ここで影響とはそれから生まれた影響という意味である。というのは、天体は全て何らかの物理現象の生成から影響を受けるものだからである」

○一度形成された天体が消滅することがありますか。また、天体を形成している物質が、再び空間にまき散らされることがありますか。
「それはある。神は生物を更新されるように、天体も作りかえられる」

○地球などの天体を創造するのに、どれ位の年代がかかったのですか。
「これについては何も答えられない。神のみが知り給うことだから。中には、いかにもそれを知っているかのように、また年代を得々と述べる者がいるが、まことに愚かなる者である」

○地上に生命が発生したのはいつ頃ですか。
「初めは混沌とした状況であった。混沌の中で、要素が混合された。漸次、これら要素がその処を得、その後、次々と変わる地球の状況に応じて、生物の各段階が現れた」

○これら生物は何処から来たのですか。
「これら生物の種子は地球そのものの中にあって、適当な出現の時を待っていた。有機質はある力によって初めはバラバラになっていたが、その力の停止と共に集合し、地上生命の種子を形成した。これらの種子は蛹や植物の種子のように、内部に潜んで時節の到来を待っていた。次いで、各種の生命が現れ、増加した」

○地球生成以前に、有機質は何処にあったのですか。
「それは、いわば液状をなして、空間に、霊達の中に、或いは他の遊星に在って、新しい天体での新生を求めて、地球の生成を待っていた」

○今日でも、自分から進んで、新生してくる生き物があるのですか。
「それはある。但し、それらの種子は既に潜在的に存在していたわけである。諸君等もそういう現象を常に見るのではないか。人体や動物の組織も多数の寄生生物を宿している。これらは発生に必要な腐敗発酵が起こるのを待っている。人間は創造過程にある微生物世界を蔵しているわけである」

○人類も、かつて地球に内蔵されていたのですか。
「その通りである。創造主の意図された時に人類は発生した。故に、バイブルには<人間は土くれより創られた>と書いてある」

○私共は、人間や地上生物の出現の年代を確かめることが出来ますか。
「出来ない。考察してみても、それは全て空想である」

○もし、人類の種子が有機的要素の中に在るものなら、今日においてもなお、かの発生時と同じように、人類の創造は行なわれないのですか。
「ものの初めのことは我々には分からないが、次のことが断定できる。人間の始祖達は出現の時に、必要な要素を吸収した。これにより、再生生殖の法則に従って子孫にこれが伝えられることになった。他の生物の場合も同様と考えられる」

○人間の始祖は一人ですか。
「いや違う。アダムは人間の始祖ではない、また地上に人間を増やした唯一の人ではない」

○アダムはいつ頃の人が分かりますか。
「西暦紀元前4000年」
〔注解〕伝説で有名なアダムとは、過去にしばしば起こった地殻大変動を生き延びて、現在種族の建設者となった者の中の一人であった。人類発生以来の進歩が、近々6000年前のアダムの時から行なわれたとすれば、人類の進歩はすごいものになるわけだから、これは正しくない。だから、アダム始祖物語は、神話か寓話の類と考えられる。

○人種によって、身体的・精神的な相違があるのは何故ですか。
「それは気候風土、生活様式や社会習慣の相違による。同じ親から生まれた二人の子供の場合も、離れて育って生活環境が違うと、同様な相違が起こる。これは精神的に全く違ってくるからだ」

○人種はそれぞれ別の地域に出現したのですか。
「そうだ。しかもそれぞれ時代を違えて出現した。これが人種による相違の一原因である。原始時代の人間は、色々な気候風土に広く分布していたので、自国民より他国民と結び付いた結果、人間性の新しい型をつくる源となった」
-これが新種の原因ですか。
「いや、そうではない。それは単に一種族をつくるにすぎない。同じ果実でも、色々な相違が出てくれば、同一種だとは申せなくなる」

○人種が同一祖先から出ていないものとすれば、兄弟とは言えませんね。
「人類は全て神に対して同じ関係にあるから、兄弟である。人類は同じ霊から生命を受け、帰る処も同じ処であるから」

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