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カテゴリ:★『霊の書』 > 霊の書 宇宙の普遍的要素

霊の書 宇宙の普遍的要素 目次

ものの第一原理について

霊と物質

物質の性質

宇宙空間

○ものの第一原理を、人間は知ることが出来ますか。
「いや、この世には人間の理解できないものがある」

○人間は、未知なものの神秘を明らかにする日が来るでしょうか。
「もし人間が浄化を遂げるなら、神秘の扉は一部分開かれるであろう。しかし、あるものに限って、これを理解するには、今人間に備わっていない能力が必要とされるであろう」

○では、科学が進歩しても、人間は大自然の神秘の一部を知ることが出来ないのですか。
「科学的能力は、人間の進歩の手段として、人間に与えられているものである。しかしそれをもってしても、なお、今日人間の前にある限界を打ち破ることは出来ない」

○人間能力の範囲を超えて、つまりは、科学の矛先の及ばない問題を、人間は霊界通信で受けることが出来ますか。
「出来る。神がその必要を認められる時、科学の達しえないものを、人間に通信することを許し給う」
〔注解〕人類の過去未来にわたる運命など、限界はあるとしても、人間に可能な限りの高い霊界からの通信が得られる。

○物質は、神と共に、永遠より存在したのですか。或いは、ある時期に創造されたのですか。
「神のみが知り給う。しかしながら唯一つ、諸君の理性に訴えて言えることは、愛と慈悲の源泉である神は、一時も休まれることがないということ。いかに深く、神の活動の始原にさかのぼって想像をたくましくしても、いやしくも神が一瞬たりとも、その活動を停止なされたことがあり得ようか」

○物質の一般的な定義として次のものがあります。ひろがりをもつ、感覚できる、不滲透性。この定義は正しいでしょうか。
「人間の立場からすれば、それで正しい。人間は、ただ自己の知るところに従って、定義するものであるから。しかし物質は、実は、人間に未知な状態で存在している。たとえば、人間の五感に訴えない、ある精妙な状態。それは諸君等には物質とはいえない、しかし、なおこれも物質なのである」
-それでは、貴方方の物質の定義とは何ですか。
「物質とは、霊を繋ぎ止める要素である。霊に奉仕する道具である。従って、霊が活動し演じる舞台である」

○霊とは何ですか。
「宇宙の知的原理である」
-では、霊の本性とは何ですか。
「人間の言葉でそれを説明することは難しい。というのは、霊は人間に感知できるもの、つまり「もの」ではないから。しかし、我々霊魂にとっては、霊は「もの」であるのだが」

○霊と知性とは同義語と考えてよろしいか。
「知性は霊の本質的な属性である。しかし、両者は単一原理ともなる。従って諸君の立場からは、両者は同一物と申してよろしい」

○霊と物質とは別物ですか。それとも、霊は物質のもつ諸性質の単なる一つに過ぎないのですか。例えば、色は光の、音は空気の、それぞれ一性質でありますように。
「霊と物質とは全く別物である。しかし、霊と物質の結合があって初めて、物質に知的活動が与えられるのである。
-この霊と物質の結合は、霊の発顕にも必要なのですか。(ここで言う霊とは、抽象的に、知的原理の意味であって、個性をもった霊魂の意味ではない)
「諸君等にはその必要がある。人間は物質を離れて霊を感知するように創られていないから」

○物質なしの霊、霊なしの物質というものは考えられますか。
「思想の対象としてならあり得る」

○それでは、宇宙には二大要素があり、物質と霊、これでよろしいですか。
「その通り。更にその上に神がある。創造主であり万物の父である神が。この三者は万物の原理であって、三位一体である。
 しかしこの物質的要素には、他に一つ、宇宙的液状体が加えられねばならない。これは霊と物質との媒介物である。すなわち物質はその性質が鈍重すぎて、霊は直接物質に作用しえないからである。ただ液状体は物的要素の一つではあるが、見方を変えると、ある性質に関しては物質とは言えないものがある。もし単純に液状体をもって、物質と割り切ってしまうと、霊もまた物質ではないとは言えなくなってしまう。液状体は霊と物質の媒介物であり、物質を固体とすれば、これは液体である。又、これは霊の直接作用を受け、物質と無数の結合を通じつつ、敏感に作動して、無限の種類のものを生み出す。もっとも人間は今日まで、これらのもののほんの一部を知っているに過ぎないが。この宇宙の根源的液体は、霊が物質に作用する為の媒介物であるが、また、物質がこれなしでは永久に物質であり続けえない原理、またこれがなければ、物質が計量という性質をもつことの出来ない原理でもある」
-この液状体とは、いわゆる電気と考えてよろしいか。
「既に述べたように、これは無数の結合に敏感なもの。諸君の言う電気的液体・磁力的液体などは、この宇宙的液状体の変化したものをさす。より正しく表現すれば、これはもっと完全なもっと精妙なものそのもの、それ自身独立的存在と考えてよいのである」

○霊があるものであるとすれば、液状体と霊を、それぞれ内的物質及び知的物質と言った方が、よりはっきりするのではありませんか。
「用語上の問題は我々には余り大切ではない。諸君は分かり易くする為に定義を下すのだと言う。しかし、それはピタリとした言葉がない為そうなることが多い。とにかく、人間は五官に触れないものを表現する言葉を欠いているので、そうなりがちだ」

○鈍重さは物質の本性ですか。
「その通り。但し、それは人間が知っている物質の本性であって、宇宙的液状体としての物質の本性ではない。このエーテル的で精妙な物質は、人間からみると重さはない。しかし、これは物質の原理である」
〔注解〕鈍重性は相対的な性質である。宇宙諸天体の引力空間の彼方には、重さなどというものはない、そこに上も下もないように。

○物質は一つの要素から出来ているのですか、それとも幾つもの要素からですか。
「唯一つの根源的要素からである。諸君が純粋と考えている実体も、実は根本的なものではない。それらは根源的なものの変形にすぎない」

○物質のもつ多様な性質はどこから来るのですか。
「それは基本的分子の結合や活動の結果生じた変化である」

○それでは、ものの味、匂い、色、音、毒性などは、そのような変化の結果にすぎないのですか。
「その通り。それは、これを感受する各器官の受け取り方で違ってくるだけである」

○この根源的なものは、変化を受け易く、また多様な性質をもち易いのですか。
「その通りである。全てのものは全てのものの中に在り、そういう言葉があるが、それはまさにこの事実を指す」
〔注解〕酸素・水素・窒素・炭素・その他全ての元素を、我々は純粋と言うが、実は単なる一つの基本的要素の変化したものにすぎない。今日まで我々は、知的な演繹(えんえき)は別として、基本的物質には到達していない。この故に、我等は諸元素をもって根源的要素とみなしている。当分はこのような状況が続かざるを得ないであろう。
-右の見解は、物質には力と方向の唯二つの基本的性質があるのみ、とする人達の意見を支持することになりませんか。即ち彼等は、物質の他の全ての性質は、力の強さと活動の方向に応じて変化する、その二次的な結果にすぎないと言っていますが。
「その説は正しい。唯それに、分子配合の方式に応じて、ということを付け加えねばならない。諸君も御存知の通り、たとえば不透明の実体が透明になり、その逆にもなる、こういうことであるから」

○物質の微分子は一定の形式をもつのですか。
「もっている。しかし人間の五官には感じないものである」
-その形式というのは、一定ですか、それとも変化しますか。
「根源的分子は一定であるが、二次的分子となると変化する。とにかく、諸君等の言う分子は、この根源的微分子とは甚だ違ったものである」

○宇宙空間は無限ですか、それとも有限ですか。
「無限である。境界があると考えてみよう。ではその境界の向こうに何があるだろうか。こう考えていくと何もかも分からなくなる。しかしながら、これ以外にどう考えたらよろしいか。従ってどう考えてみても、無限という観念にゆきつく。唯この無限という観念は、人間の小さな頭では、とても理解出来るものではない」

○絶対の真空というものが、どこかの空間に存在するのですか。
「いや、真空は存在しない。人間が真空と思うところにも、人間の五官の及ばない状態の物質が存在している」

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