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カテゴリ:★『霊の書』 > 霊の書 神

霊の書 神 目次

神と無限

神の属性

汎神論

○神とは何ですか。
「神とは至上の英知、一切の第一原因である」

○無限とは何ですか。
「始めもなく、終りもなく、未知なるもの。未知なるものはすべて無限である」

○神は無限と言ってよろしいですか。
「それは完全な定義とは申せない。人間の言葉は有限であり、人智を越えるものを定義することは難しい」

○神の存在の証拠は何でしょう。
「結果があるからには、必ず原因がある。これが科学でも適用される公理である。人間の創作によらぬ全てのものの原因を探求してみなさい。理性は必ず諸君の疑問に答えてくれるであろう」

○神は在るとの直観は、人類精神の共通の財産と言われていますが、これは何と解釈したらよろしいですか。
「神は存在するということである。即ちもし存在しなければ、何をもって、人の心は神を直観し得ようか。この直観の事実から推論してみよ、それはかの[原因なくして結果なし]の公理から得られるものと同じ事である」

○その直観は、教育や学習の結果といえないでしょうか。
「もしそうだとすれば、物質の本性の原因は何かということになり、常に他に第一原因がなければならない」

○物の形成の第一原因は、物質が偶然に結合したという、いわば偶然説がありますが、これはいかがでしょう。
「これも愚説である。常識のある人なら、偶然を知的動因と考えることが出来ようか。偶然とは何か。そのようなものは存在しない」

○万物の第一原因は至上の英知、即ち神であるということに、何か証拠がありますか。
「諸君は[作者はその作品によって知られる]ということわざをご存知か。自分の周囲を見回して、その出来栄えから推測して、創造者を判断されよ」

○神の属性を人間は知ることが出来ますか。
「それは出来ない。人間にはそれを理解する感覚が欠けている」

○では、神の神秘を理解できるようになりますか。
「心の目が物質で曇らされなくなって、進歩して神に近づけば、神を見、神を理解するようになろう」

○もし、神の本性を知ることが出来なくても、髪の相貌のいくらかを理解できるようになれましょうか。
「ある程度はできる。人が物質を超越していくにつれて、その理解は高まる。その磨かれていく知性をもって、チラリとこれをのぞき見ることが出来よう」

○私共は神を、永遠・無限・不変・超物質・唯一無二・全能・絶対の正義と善、などと呼びますが、これは神の属性を完全に示すものと言えましょうか。
「いや。だが諸君の立場からすればそれでよいとしよう。諸君は以上の言葉で、神のすべてを数え上げていると思っているのだから。しかし、最高の賢者の知性をもってしても、及ばぬものがあることを知っておかねばならない。人間の言葉は有限だから、到底それを表現できない。諸君の理性は、神が完全無欠であることを認めていよう。もし神に少しでも欠けているものがあるなら、神は至上至高とは言えないし、これをもって神と称するわけにいかないから。至上とは、変化せぬもの、いささかも欠けたところのないもの、神とはこれでなければならぬ」

○神とは、宇宙と別個に在るものですか。また一説によると、神とは宇宙のもつ力と知の結果生じたものと言っていますが、そうですか。
「後者の説が本当とすれば、神はもはや神ではない。神が結果であって万物の原因ではないということになるから。神が結果であり、また同時に原因でもあるという筈はあるまい」
「神は実在する。これを疑ってはいけない、これが一番の基本点である。またこれ以上に出てはならない、出れば迷路に入って動きがとれなくなる、それ以上に探索しても、あるいはそれが諸君の知者としての誇りを増すことになろうとも。しかしながら諸君は本当は何も知っていないのだから、止めにした方が身のためである。神についての組織体系などは捨てよ。それよりも、諸君自身の周りにもっと考えるべきものが沢山ある。自分の欠けているものに目を向けよ。それを直していくように心がけよ。このことは出来ない神の詮索に無駄骨を折るより、よほど諸君自身のためになる」

○大自然のあらゆるもの、あらゆる生き物、あらゆる宇宙の天体、これらはそれぞれ神の一部であり、またそれ全体が即ち神であるという考え方はいかがでしょうか。これはつまり汎神論でありますが。
「人間は自己を神とすることが出来なければ、せめて自分を神の一部分としようと望むものであろう」

○上記の説をとる人々は、これによって、神の属性の一部を示すものと言っています。宇宙は広大無辺だから、神も無限であり、真空であり、無であり、空間をもたず、また何処にも在り給うように見えます。あらゆるものが神の不可欠の一部である限り、神はいずこにも在るから、神は宇宙の全現象の知的原因と見られます。これはどうでしょうか。
「筋の通った意見である。しかしその意見には仮定が混じっている。これをもって考えるとき、その矛盾にすぐ気付いて貰える筈である」

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