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自殺の霊的知識

自殺してはならない霊的な理由


 ここでは、アラン・カルデック著の[霊の書]より、初心者向けの霊的知識を紹介していきます。なぜ数ある霊的書物の中で霊の書]なのかと言えば、簡潔に述べられていて、理解し易いからです。初心者が長文を読むのはハードルが高いと思ったからです。なので、まずは簡潔な短文でご理解ください。そして霊的知識に、より興味を持たれたら、当サイト内の他の[霊の書]の項目や、他の[シルバーバーチの霊訓]等の霊的知識の項目を存分にお読みください。


アラン・カルデック

霊の書]の[]より


第三段階-未完成の霊魂


●特色-物質の影響が支配的、悪への傾向あり。以上より、無知、高慢、及びあらゆる悪い感情をもつ。
 神は存在するという直観はもつが、神についての理解は皆無である。彼等は、全部が全部悪いわけではない。その多くの魂は、悪そのものというよりは、軽薄であり、理性が欠乏しており、いたずらを好むという状況である。一部の者は、悪もなさねば善もなさず、しかしその善をなさぬということは、彼等の未完成の証拠ではある。一部の者は悪を好み、ある程度は知性はあるが、これを楽しむ。
 この段階の霊魂にも、ある程度の知性はあるが、それが悪やいたずらと結び付いている。しかし、その知性の現れが何であろうと、根本において進歩向上の意欲がなく、その情緒も卑しい。
 彼等の霊的世界についての知識は狭い。その僅かの知識も、地上の観念や偏見で歪められている。しかし慎重な人なら、彼等の不完全な通信の中にも、更に上級の霊達の伝える真理を裏付けるものを発見できるだろう。
 霊の品格は、通信の言葉を見れば分かる。悪意のみえる通信を送る霊は、第三段階の霊である。従って、我々の心の悪い思念の囁きは、この第三段階の霊魂から来る。
 彼等は善霊達の幸福を見て、永遠の責め苦を感じ、羨望と嫉妬で大変な苦しみを味わう。
 彼等には、地上生活の苦しい記憶や感覚が残っていて、その苦痛たるや実際に味わうよりも辛いものである。地上で自分がなめた色々な不平、また他の人を陥れたあれこれの悪事、その二つが彼等を苦しめる。その苦痛は際限なく続く。従って、彼等はその苦痛は永久に消えないものと思い込んでいる。その思いこそ、罰として、神の望み給うところである。
 彼等は五段階に分類することができる。

●第10階級-不浄霊
彼等は悪への傾向をもち、彼等の思想と行動のすべての目的は悪である。彼等は人間を騙す、無秩序と不信を助長する。欺く為には、最も効果的に、様々の仮面を装う。彼等は暗示にかかり易くて、性格の弱い人間につきまとい、進歩向上の道から転落させる。彼等は、人間が地上の試練に負けて、進歩で躓くと、大いに喜ぶ。
 この階級の霊はその言葉遣いをみれば分かる。下品で俗悪な感じがするなら、それは必ず下劣な品性の現れである、これは霊魂も人間も同じことだ。霊界通信はその霊魂の品性を示すものである。彼等は合理的で礼儀正しい態度を装って話し、良い印象を人に与えようとするが、それを守り通すことは難しく、結局は馬脚をあらわす破目となる。 ある国では彼等を悪神となし、ある国では悪魔、邪悪霊と言う。彼等が生まれ変わって人間となると、下品下劣な悪徳に耽る。即ち肉欲、残忍、詐欺、偽善、邪欲などである。彼等は動機なしに、悪の為に悪を行う。また善人への憎しみから、正直で立派な人の中から犠牲者を選ぼうとする。彼等がどんな階級に属していようと、その社会にとって、彼等は常に実害である。教養があっても虚飾にすぎず、それをもって卑しい品性を直すことも隠すことも出来ない。

●第九階級-軽薄な霊魂
 これらの霊は無知、非理性的、いたずら好きで、人を愚弄して喜ぶ。何にでも口を挟んで、出まかせに質問に答える。つまらぬ騒ぎを引き起こしたり、ぬか喜びをさして人を担いだり、人を煙にまいたり、騙したりして人を誤らせる。いたずら好きの小鬼、地の精、小人などと呼ばれる霊はこの階級に属する。彼等は召使のように上級の霊に利用される。
 彼等の通信の言葉は奇知に富み、ひょうきんだが、内容は軽薄である。彼等は人間でも事物でも、何か変わったことバカげたことには、素早く飛び付く。例えば、彼等は好んで有名人の名を騙ったりするが、これは騙す為ではなく、人を担いで面白がる為である。

●第八階級-知ったかぶりをする霊魂
 これらの霊の知識は、しばしば相当なものがある。しかし、彼等は実際以上に自己を過信している。彼等は色々の見地から、ある程度の進歩をしているので、その言葉は重みのある感じをもっており、うっかりすると能力や人格など相当なものではないかと見られ易い。しかし、その内容は、地上の偏見や誤謬の反映以外の何ものでもない。その通信で述べる意見は、真理と誤謬の混乱したものであって、彼等のとらわれている傲慢、高慢、嫉妬、頑固さが多分に顔を出している。

●第七階級-どっちつかずの霊魂
 彼等は積極的に悪をする程悪くはないが、進んで善をなす程進歩もしていない霊魂である。ある時は善を、ある時は悪を、どっちつかずである。従って、道徳的にも知的にも、人類の平均値以上には出ていない。彼等は地上の物に執着をもっており、その満ち足りた日々を恋しがる。

●第六階級-騒々しい霊魂
 この種の霊魂は、厳密に言うと、個性の点では、はっきりとした階級をつくっているとはいえない。つまり、第三階級のあらゆる階級に属しているともいえる。彼等はしばしば叩く音、物品移動、空気のかく乱など、五感に感じる現象を起す。彼等は他のどの階級の霊よりも物質と密着しているようだ。従って、地水風火を変化させる張本人である。こういう自然現象の変化に、何か意図が見える時は、単に偶然の物理的現象とばかりは考えられない。霊魂ならどんな霊魂でも物理現象を起すことが出来る。しかし、上級の霊魂は、そういう現象は低級霊に任せてしまう。特に知的なことより物質的なものに対する行為の場合は、そういう傾向がある。そういう物理的現象を起した方がよいと上級霊が考えた場合は、補助霊として、低級霊を使用する。




管理人の解説

 ここでは、最下級の魂のレベル、未完成の霊魂について解説してある。これは、毎日ニュースで報道される犯罪者、そして歴史上の極悪人、残酷な権力者のような、平気で人殺しをするような悪人も含まれる。また、人殺しまでの重罪は犯さずとも、簡単に他人を騙したり、暴力を振るったりする者も含まれる。

 ヤクザや犯罪組織、詐欺集団、麻薬組織、マフィアやギャングの構成員等も、全員この段階にあると言ってよい。なぜならば、善霊にまで進歩していたのならば、他人に損害を与えて利益をむさぼる職業なんかには、良心が痛んで就いていられない筈だからである。

 その他、法律違反まではいかずとも、周囲の人々に暴言を浴びせたりして精神的に追い込むような卑しい人格の者も含まれる。とにかく、普通の道徳観念から判断して、未熟だと思われる者は、この未完成の霊魂の範疇に含まれる。

 また、これらの悪霊、肉体をまとった状態の悪人達は、しばしば他人を悪の道に引きずり込もうとする。自分が堕落するのみならず、他人をも堕落させようとする。犯罪者に悪事をそそのかすのも、悪霊である。しかし当人にはその声は聞こえない。しかし、心象としては、悪に勧誘される形となる。その為、悪霊の悪事のそそのかしを強く拒否する信念が必要であるが、そこまで強い正義の精神力の持ち主はあまりいない。よって、しばしば悪霊の誘惑に負けて、自分も悪事に手を染める。しかし、たとえ悪霊の誘惑に負けてしまったとしても、それは自身の心が未熟だった為であり、強い信念があればキッパリと拒否できるのだ。

 また、勿論、肉体をまとっていない霊の状態で悪事を働いたとしても、それはキッチリ、神により裁かれる。悪霊自身は因果律など信じていないので悪事を働くだけ働いたほうが得だ、と思い込んでいるのだが、それは違う。悪を成せば成した分だけ、将来、自分自身にカルマが降りかかってくるということだ。

 だから、悪事を行って満足しているような低いレベルからは、とっとと脱出した方が楽で賢明なのだ。



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