10章 【地上への再生】
[霊肉の結合]より
〔350〕もしある霊が、ある子供の身体にすっかり受肉してしまい、しかも、霊はこの受肉は嫌だと言い出した場合、彼はこういう受肉を後悔するでしょうか。
「諸君は次のように尋ねているのか。その霊は人間としてこれから背負わねばならない人生を嘆いているのか。別の人生を望んでいるのかと。それならば、そのとおり彼は後悔している。しかしまた、彼が自分の選び方が悪かったと悔やんでいるのかと問うのなら、それは違う、彼は自分が選択した事実を忘れているのだから、と答えよう。一旦霊魂は誕生すると、自分がその肉体を選んだ選択の事実を忘れているから、その選び方を悔やむということはない。しかし、選んだ人生を重荷に感じることもあるだろうから、そこで本当にそれに耐え難いと思うなら、自殺への道を辿るということになろう」
[霊肉の結合]より
〔350〕もしある霊が、ある子供の身体にすっかり受肉してしまい、しかも、霊はこの受肉は嫌だと言い出した場合、彼はこういう受肉を後悔するでしょうか。
「諸君は次のように尋ねているのか。その霊は人間としてこれから背負わねばならない人生を嘆いているのか。別の人生を望んでいるのかと。それならば、そのとおり彼は後悔している。しかしまた、彼が自分の選び方が悪かったと悔やんでいるのかと問うのなら、それは違う、彼は自分が選択した事実を忘れているのだから、と答えよう。一旦霊魂は誕生すると、自分がその肉体を選んだ選択の事実を忘れているから、その選び方を悔やむということはない。しかし、選んだ人生を重荷に感じることもあるだろうから、そこで本当にそれに耐え難いと思うなら、自殺への道を辿るということになろう」