○霊は我々のしていることを何でも見ているのですか。
「そうしたいと思えば、それは出来る。霊があなたの傍にいつもくっついていればだが。しかし、実際には霊は自分が注意を向けたものだけを見ている。自分に興味のないものには注意を向けないのである」

○私共の一番隠している気持を霊は見抜けますか。
「諸君が隠したがっていることを、霊が見抜いてしまうことはよくある。思想でも行為でも、霊から隠すことは不可能である」
-では、人間同士でも、その人が生きている間に隠せても、死んでしまえば隠せぬという事ですか。
「その通り。どんなに人の目から隠したいと思っても、あなたの周りには沢山の霊魂がいて、あなたを見ている」

○私共の周りにいて私共を見ている霊は、私共のことを何と思っていますか。
「それは霊の質によって違う。つまらぬ霊共は、諸君らに些細な悩みを引き起こしては楽しみ、焦らせては笑いものにしている。真面目な霊は、諸君等の欠陥を哀れんで、それを直してやろうと助力を与える」