○自然現象、それは元素のかく乱とでも申しますか。あれは偶然の因によるのですか、それとも神の御意図に基づくものですか。
「物事には全てことわりが存在する。何一つ神の御許しなくして生じるものはない」
-自然現象の生起は、人間と何らかのかかわりがあるのですか。
「人間と直接かかわっていることもある。しかしながら、自然が物理的な力の平衡と調和を回復しようとする、その目的によって生起していることの方が多い」
-私共は、万事そうであるように、自然現象の根本原因は神の御意図にあること、これはそのように考えます。しかしながら、私共はまた次のようにも思っております。霊は物質に作用する、霊は神意の代理者でもあると。ですからお尋ねするのですが、霊の中には、元素の種々なる動きや作用に影響を及ぼすものがあるのかどうか。
「そうあるべきこと、それは明らかなこと、そうでない方がおかしい。神はおんみずから物質に働きかけ給うような事はなさらぬ。神は宇宙の各段階各層に、それぞれの役を果たす代理者を置いておいでになる」
○古代の神話には全てその基礎に、心霊的な観念が存在しています。ただ違っているところは、霊を神々と認めているところです。これらの神々はそれぞれの特性を代表しており、風の神、光の神、植物の司神などなど。このような信仰は根拠のないものでしょうか。
「根拠がないというより、真理とほど遠い」
-地球の内部に霊が住んでいて、地質現象を支配しているのでしょうか。
「地球内部にはっきり存在するわけではないが、特性に応じて、それぞれの現象を支配統御している霊がいる。諸君等はやがてこれらの現象の説明が出来るようになり、一層よく理解できる日が来よう」
○自然現象を司る霊達は、霊界でも特殊の部類をなすのでしょうか。別個に存在するとか、或いは、私共のように肉体をとって生まれることのない霊であるとか。
「彼等とても肉体をもつことがあるだろうし、ないしは、これまでに肉体をもったこともある霊である」
-霊界での階層から申しますとこのような霊は高級ですか、それとも低級なのですか。
「その仕事が物質的なものか、知的なものか、これ次第である。ある霊は支配をするが、ある霊は作業をする。人間の場合と同様、霊の世界でも現場の仕事をする者は低位の階層に属する」
○例えば嵐を起こすとか、現象生起の場合は、一つの霊がやるのですか、それとも集団の霊でやるのですか。
「集団でやる。むしろ、極めて多数の霊集団である」
○自然現象に作用を与えている霊は、ちゃんとした自分の意図や知識に基づいてこれを行なっているのですか、それとも本能であるとか、その場の衝動によって作用を与えているのですか。
「その霊によってやり方が違う。比較して申してみよう。先ず、海中に群島を形成する無数の微生物を思ってみられよ。この場合には、神の御意図は何もないとお考えか、地球の表面を形成していくこの作業には、何の調和も必要としないとお考えか。しかも、これらのことは最低級の生物達が自己の肉体の欲するがままに、神の手足となって働いている意識は少しもなしに、行なわれているのである。これと同様に、最低度の霊達も総体として役立っている。彼等は本能に従いつつ、また自分で何を意図し何を行為しているかも明確に意識せず、この無意識の活動家達は、大自然の各局面において、また自然現象の生起において、協同作業をしているのである。彼等は上位の霊達の命令で動くことから始まり、ついには知性が進歩すれば、変わって命令を下す立場となって、物質世界の進化を司る。更に後には、精神世界の事を司ることも可能となる。つまり大自然のことは、最低の微小なものから大天使に至るまで、一環をなしているということである。大天使とは微小なものから始まったのである。諸君の心をもってしては、その総体をとらえようもない、驚くべき大調和がある」
「物事には全てことわりが存在する。何一つ神の御許しなくして生じるものはない」
-自然現象の生起は、人間と何らかのかかわりがあるのですか。
「人間と直接かかわっていることもある。しかしながら、自然が物理的な力の平衡と調和を回復しようとする、その目的によって生起していることの方が多い」
-私共は、万事そうであるように、自然現象の根本原因は神の御意図にあること、これはそのように考えます。しかしながら、私共はまた次のようにも思っております。霊は物質に作用する、霊は神意の代理者でもあると。ですからお尋ねするのですが、霊の中には、元素の種々なる動きや作用に影響を及ぼすものがあるのかどうか。
「そうあるべきこと、それは明らかなこと、そうでない方がおかしい。神はおんみずから物質に働きかけ給うような事はなさらぬ。神は宇宙の各段階各層に、それぞれの役を果たす代理者を置いておいでになる」
○古代の神話には全てその基礎に、心霊的な観念が存在しています。ただ違っているところは、霊を神々と認めているところです。これらの神々はそれぞれの特性を代表しており、風の神、光の神、植物の司神などなど。このような信仰は根拠のないものでしょうか。
「根拠がないというより、真理とほど遠い」
-地球の内部に霊が住んでいて、地質現象を支配しているのでしょうか。
「地球内部にはっきり存在するわけではないが、特性に応じて、それぞれの現象を支配統御している霊がいる。諸君等はやがてこれらの現象の説明が出来るようになり、一層よく理解できる日が来よう」
○自然現象を司る霊達は、霊界でも特殊の部類をなすのでしょうか。別個に存在するとか、或いは、私共のように肉体をとって生まれることのない霊であるとか。
「彼等とても肉体をもつことがあるだろうし、ないしは、これまでに肉体をもったこともある霊である」
-霊界での階層から申しますとこのような霊は高級ですか、それとも低級なのですか。
「その仕事が物質的なものか、知的なものか、これ次第である。ある霊は支配をするが、ある霊は作業をする。人間の場合と同様、霊の世界でも現場の仕事をする者は低位の階層に属する」
○例えば嵐を起こすとか、現象生起の場合は、一つの霊がやるのですか、それとも集団の霊でやるのですか。
「集団でやる。むしろ、極めて多数の霊集団である」
○自然現象に作用を与えている霊は、ちゃんとした自分の意図や知識に基づいてこれを行なっているのですか、それとも本能であるとか、その場の衝動によって作用を与えているのですか。
「その霊によってやり方が違う。比較して申してみよう。先ず、海中に群島を形成する無数の微生物を思ってみられよ。この場合には、神の御意図は何もないとお考えか、地球の表面を形成していくこの作業には、何の調和も必要としないとお考えか。しかも、これらのことは最低級の生物達が自己の肉体の欲するがままに、神の手足となって働いている意識は少しもなしに、行なわれているのである。これと同様に、最低度の霊達も総体として役立っている。彼等は本能に従いつつ、また自分で何を意図し何を行為しているかも明確に意識せず、この無意識の活動家達は、大自然の各局面において、また自然現象の生起において、協同作業をしているのである。彼等は上位の霊達の命令で動くことから始まり、ついには知性が進歩すれば、変わって命令を下す立場となって、物質世界の進化を司る。更に後には、精神世界の事を司ることも可能となる。つまり大自然のことは、最低の微小なものから大天使に至るまで、一環をなしているということである。大天使とは微小なものから始まったのである。諸君の心をもってしては、その総体をとらえようもない、驚くべき大調和がある」