○戦闘中には、それぞれの側を援助している霊がいるのですか。
「いる。やれやれ!と鼓吹している霊達がいる」
〔注解〕古人は一国の味方をする神々を考えていた。これら神々も結局は霊なのである。

○どの戦争でも、正しいのは片方です。どうして霊が正しくない側の味方をするのですか。
「ご承知の通り、争いや破壊を好む霊達がいる。彼等にとり戦争は戦争、どちらが正しいかどうかなどは関係ない」

○霊達は戦略上で指揮官に影響を与えますか。
「間違いなく、その目的をもって影響を加える。その他の面でも同様である」

○敵方の霊は、やっつける目的で、相手方の指揮官に馬鹿な戦略を囁いたり出来ますか。
「出来る。しかし、敵方の指揮官とて自由意志をもっているのではないか。陰謀の是非が見分けられなければ、不明の結果を招こう。ハネつけるよりか、言うなりになってしまうであろう」

○指揮官が、一種の第二の目のようなもので、つまり本能の直観のようなもので、その陰謀の結果を見抜くということはないのでしょうか。
「天才の場合にはそういうことがしばしばある。インスピレーションと言われる直観がこれで、この場合当人は確信をもって事を行なう。これは本人を支配する霊から来るもので、この霊は本人に具わる能力を通じてこれを伝える」

○戦争中に倒れた人々の魂はどうなるのですか。死後引き続いて戦闘をやり続けるのですか。
「一部の者は戦い続ける。また、そのまま止めてしまう者もいる」
〔注解〕戦死した者の場合、これは事故死の場合と同様、最初の間は何が何だか分からない、丁度目を回したような状態である。自分の死を意識していない、生きていると思い込んでいる。徐々にではあるが、それから自分が一体どうなったのかが分かり始める。

○生前互いに敵対して戦ってきた者達の霊は、死後お互いを敵と思っているのですか。お互いに敵味方に分かれているのですか。
「戦死した霊は心安らかではない。従って、最初は敵の姿を見るといきなり立ってこれを攻撃する。しかし、自分を取り戻すと、自分の恨みが本物ではないことが分かってくる。しかし、時間の長短の差はあれ、本人の性格に応じて同様な状況は残っている」
-戦死者は戦場のドヨメキを聞き続けますか。
「まさにそのとおり」

○ある霊が、傍観者として、戦闘を冷静に見ているとします。この場合、戦死者の霊肉分離の様がはっきり分かりますか。これを見てどんな感懐を持ちますか。
「瞬間的に死に移行することは稀である。大多数の場合、身体に致命傷を受けた霊は、暫時気絶する。気が付いた時には、自分が自分の死体の傍を動いているという具合である。このことは極めて自然であって、肉体の目で嫌な状況を見るということはない。本人の生命は霊に結集され、周りの霊達もこの霊に気付く。これ以後は、霊同士の間に交渉が生じ事が進行する」