○祝福の祈りとか呪詛は、目的の人物に対して、善とか悪の結果をもたらすのですか。
「神は悪魔の呪いに耳を傾け給わず。人を呪う者は神の目よりすれば罪ある者である。我々は善と悪、二つの相反するものの影響を受ける。されば呪いは一時の行為である。しかし、この行為も神の御意志によらなければ決して起こるものではない、呪われた当人の大きな試練としてでなければ。しかも、呪いは通常悪人に向けられ、祝福の祈りは善人に向けられる。祝福といい呪いといい、どちらも神の正義から逸れることはあり得ない。悪者は呪われてその報いを受け、善人は祝福されて恵みを受ける」