○解剖学者、生理学者、及び科学研究に従事する人々は、唯物論に陥り易いのですが、どうしてですか。
「生理学者は何事も五感を基にして考える。人間の誇りにかけて、五感で万事説明できるとなし、人間の理解を超えるものがあるなどとは認めたがらない。科学は一部の人達を厚顔にする。つまり、自然は自分達から何も隠すことは出来ないと考えるのだ」

○本当は、宇宙を支配する英知の存在を教えてくれる筈の研究なのに、唯物論が結果として出てくるのは、残念な事ではありませんか。
「まことに、科学の研究の結果が唯物論とは、科学の本意ではない。これというのも、どんな研究をしても間違った結論を引き出す、人間の不完全さゆえである。人間というものは、どんな良いものからでも悪いものを引き出す。それだけでなく、人間は滅びるという観念は、その外見上よりも、本人達を悩ませている。だから、唯物主義を最も声高く主張する者は、勇敢と申すより高慢なのである。いわゆる唯物論者の大部分は、未来生命に何の合理的な論点ももたない、単にそれだけの人物である。前途に空虚さしか見ぬ者達に、確たる未来への合理的な信念を示してやりなさい。彼等は溺れる者の気持で真剣にそれにとりすがるであろう」