第一の質問-もしも本当に死後の世界があり、そして創造主が愛の神であるならば、他界した愛する者たちが五感で確認できる形で戻って来て、私たちに死後存続の事実を確信させてくれるようになっていてもいいはずですが、現実はそうなっていないのはなぜでしょうか。

「いいえ、ちゃんとそうなっているのです。ただ、その為には条件が必要なのです。今夜のゲストのご夫妻も私との対話をする為に来ておられますが、なぜここまで来られたかといえば、ここにはこのモーリス・バーバネルという霊媒がいて、私がこの発声器官を使用できるからです。お二人の自宅では私との対話はできません。この霊媒がいないからです。このように、地上界と霊界との交信には、それを可能にする条件というものがあるのです。
 投書をされた女性が私に質問をするには、その質問を手紙という形で書いて郵送し、それがこの場で読み上げられるという過程を経なければなりませんでした。その質問に私がこの霊媒を通して答え、その答えが記録されてご質問者のもとへ郵送される-地上での交信にもこれだけの過程が必要です。地上界と霊界との交信にはさらに次元の異なる条件が必要なのです。
 電話で話すという、地上の人間同士の交信の手段が確立されるようになるまでの歴史を辿ってみられるとよろしい。それはそれは大変でした。それをみても、次元の異なる地上界と霊界との間の交信が簡単にはいかないことが想像できるでしょう。それなりの必要条件というものが満たされないことには、交信できないのです。他界した愛する人が何も通信してこないからといって、それを大霊に非があるかに思われてはいけません。それなりの手段を講じないといけないのです」