○人類は今、危機に瀕している。いつも新しいものが生まれる前には陣痛がある。新しいものが生まれるということは、大きな苦痛があるということだ。今新秩序が生まれようとしているが、それは即ち、苦痛が増大しつつあるということだ。

○これから大きな変化が数多く起こるだろう。破壊が起こり、動乱も沢山起こる。いわゆる暗黒と困苦の時代が来る。何もかも悪くなったと人は言うだろう。しかしその背後には、世界の進歩を目指す大きな力が隠れている。

○他界世界の上から、来たるべき地上の姿を見ることが許されている多くの仲間の霊達がいる。私達はその見たところの意味を、一部の敏感な人間達に伝える、彼等が自信をもって自分の仕事を進めていけるようにと。私の見るところによると、地上は現在より更に醜悪なものとなる。私には、未来の地上の運命がはっきりと見える。その到来はただ時間の問題だ。

○やがて新しい民族が台頭する。その民族は一切の政治も宗教も科学も知識も、ただ一なるものの各部分であることを認める。その日に、苦しみも涙も嘆きも災いも消え失せ、地上は唯、微笑みと幸福の国と変わるだろう。

○地上世界は、神と神の法に帰らねばならない。帰郷、まさにそれである。徐々にではあるが、神法が実現に向かって近づいて来ている。その様を、私はこの目で見ることが出来る。

○人類が学ばねばならないことは、神の賜物は全ての人々の間で、正当に分かち合わねばならないということ。ある人は食べるに事欠き、ある人は有り余る物を持っている。これは間違いだ。人類はその持つところの全てを、全ての人々の間で分かち合わねばならない。それは単純なことではないか。

○損得勘定を捨てなさい、神の法は完璧なのだから。皆さんは人の僕となり、奉仕だけを心掛けなさい。その時、神は貴方に働き給うのである。貴方一人ではない、誰の場合でも、これが狂いのない神の法である。そんなことあるものか、と貴方が言うなら、私はこう答えよう、必ずそうなると。何となれば、道はこの外にないのだから。法は完全無欠だから、誰も法を欺くことは出来ない。皆さんはこの神法を学び取り、どうか実践に移してもらいたい。

○永い永い時代にわたり、人類はその我侭から、砂上に楼閣を築いてきた。しかし、今や徐々にではあるが、神の光が地上の闇の中に、射し入り始めている。混沌と不条理の廃墟から、神の新しい世界が建設され始めている。それは不平等も不正義も貧富の差もない国、それはあらゆる物が分かち合われ、あらゆる神の恵みが、等しくゆきわたる世界。

○私の背後には、真理を伝えようとする多数の霊魂が控えている。私はその中の一人、単にその伝達係にすぎない。ではその伝えようとする真理とは何か。それは単純素朴な霊的真理、即ち、人間は皆一人一人が、生命の本源である神の分身であるということ。
 皆さんの内部には、神性が宿っている。だから皆さんは、神のあらゆる恵みを手に入れることの出来る資格者である。従って、皆さんの前途に横たわるどんな障害も邪魔物も、必ず払拭されるに違いない。私達は、単に霊的精神的な解放だけを目指しているのではない。物質的な解放をも目指して、仕事を続けている。

○人が私達の教えの故に、皆さんを疑う時は、いつも次のことを思い出しなさい。私共は常に相手の理性に向かって訴えている。だから私共の通信には、神の真理に極印が押されているのだと。私共の教えは、人の品位を落とすことなく、その知性を低下させることなく、又奉仕や善意や廉潔さを奪い取るものではない。むしろ、人に内在の神性を教えて、神との結びを自覚させ、その結果、人を新しく生まれ変らせて、その人生の全てに神の力を発揮させようと目指すものである。

○もし、霊的真理に気付く人達がみんな団結して、唯物的なこの世界に立ち込める真っ黒な霧を、追い払おうと努力すれば、大事業が達成されることになる。だから不動の確信をもって前進されよ。皆さんの傍には、善意と協力と奉仕の一切の力が置かれている。

○私達の前途には、広大な奉仕の野が広がっている。私達は心躍る確信をもって、前方へ期待の目を向ける。私達には出来る、あの迷える羊達・・・・古い信仰と言葉をもはや信じず、不信の現代を超えて、新しい真理を探し求めている人達・・・彼等を私達は救うことが出来る。私達はこれらの人々へ、霊的真理と霊的法則の知識をもたらす。彼等が内在の神性に気付いてくれるようにと、神性が自分のものであることを理解してくれるようにと、又これによって、古来憎み怒る神の前に、媚びへつらい人間性を卑下してきたかの観念を、彼等が永久に葬り去ってくれるようにと、私達はこれを待ち望む者である。

○ここに、大きな霊力がある。その力は、人類への奉仕を志す人々を助けようと待っている。このことを地上世界が早く理解してくれるように。これあればこそ、人々は知識を身につけ、この知識をもって全ての迷信や過去の霧と闘い、霊的真理の光明を明々と輝かすことが出来るのである。私達の仕事とはこの理解を進めること、又他方では、霊力を地上へ運ぶことである。この霊力によって、人は奮起し、導かれ、支えられ、又渇いた心は満たされ、苦痛に歪む肉体は癒され、知恵と真理と啓示と霊感とが人々に与えられるのである。

○もし、人がこの霊力を理解し、それに向かって心を開くなら、私達はいつでも、この霊力を人々に満たすことが出来る。又私達は、人類の向上進歩を願う人なら、誰とでも協力したいと思っている。それが教会の牧師であろうとなかろうと、宗教の信徒であろうとなかろうと、はたまた科学者であれ、唯物論者であれ、哲学者であれ、相手を選ばない。