自殺ダメ
(自殺ダメ管理人よりの注意 この元の文章は古い時代の難解な漢字が使用されている箇所が多数あり、辞書で調べながら現代で使用するような簡単な漢字に変換して入力しています。しかし、入力の過程で、間違える可能性もあります故、どうかご了承ください)
これは、『[霊訓]W・S・モーゼス著 浅野和三郎訳』の巻末に付録として付いていた文章であります。これはモーゼスとは無関係の、別の霊媒に憑依して語った高級霊の言葉です。
これは、昭和十五年四月、心霊科学研究会出版部より出版された〝霊界通信の種々相〟の一部を復刻したものである。なお、原文は、Psychic Press,Ltd.(London)のTwo Worldsに掲載された、Robert James Leesのものである。
本書編纂につきて
本書は亡弟和三郎が、昭和六年より、同十年十月に至る間に於いて、英国の心霊雑誌、著書等より随時抄訳して雑誌に掲載せるものの中から、十篇を集録せるものであります。その中『太陽神とその神政』は、所謂霊界通信ではありませんが、『宇宙の摂理』などと密接な関係がありますので、便宜抄録することに致しました。
何と申しましても、心霊学の最も発達しているのは英国であります。この点は遺憾ながら認めぬ訳には参りません。従って参考とすべきものも又少なくない訳です。そしてこれ等通信を通じて窺われることは、通信に関与する顕幽両界の人々が、慨して真面目で謙虚な態度を持しておられることです。これは英国政治方面のやり方などとは、全く趣を異にするものと考えられます。
我が国に於ける心霊研究は日猶浅く、霊媒を通じて現れるところの通信に対し、研究的態度を以って臨むことが、兎角行なわれない傾向にあります。それには霊媒としての訓練、これに対する人達の心構え等、今後研究訂正さるべき点多々ある事が痛感されます。
これに抄録せる通信の中には、内容の優れているものがあると同時に、その方面に対しても、好参考となるものもあることを信じます。他方に於いて、我が国では、強いて心霊事実に眼を塞がんとするものが、宗教畑にも、学界にも、今猶瀰漫している状態に在りますが、何時迄も呉下の阿蒙家を以って過ごせるものでもないから、早晩心霊に目覚める時節が到来することでしょう。その暁に、他界の居住者達を、直ちに神仏扱いにして、結局顕幽交通を堕落せしむることにならぬとも限らぬ虞があります。そんな場合にも、これ等通信は、充分参考にする価値あることを疑わないものであります。
昭和十四年十二月
浅野和三郎
ここには十篇を収録したもの、となっていますが、この著作集では、[太陽神とその神政]等を割愛し、[パワーと語る]他四篇を集録しました。
(自殺ダメ管理人よりの注意 この元の文章は古い時代の難解な漢字が使用されている箇所が多数あり、辞書で調べながら現代で使用するような簡単な漢字に変換して入力しています。しかし、入力の過程で、間違える可能性もあります故、どうかご了承ください)
これは、『[霊訓]W・S・モーゼス著 浅野和三郎訳』の巻末に付録として付いていた文章であります。これはモーゼスとは無関係の、別の霊媒に憑依して語った高級霊の言葉です。
これは、昭和十五年四月、心霊科学研究会出版部より出版された〝霊界通信の種々相〟の一部を復刻したものである。なお、原文は、Psychic Press,Ltd.(London)のTwo Worldsに掲載された、Robert James Leesのものである。
本書編纂につきて
本書は亡弟和三郎が、昭和六年より、同十年十月に至る間に於いて、英国の心霊雑誌、著書等より随時抄訳して雑誌に掲載せるものの中から、十篇を集録せるものであります。その中『太陽神とその神政』は、所謂霊界通信ではありませんが、『宇宙の摂理』などと密接な関係がありますので、便宜抄録することに致しました。
何と申しましても、心霊学の最も発達しているのは英国であります。この点は遺憾ながら認めぬ訳には参りません。従って参考とすべきものも又少なくない訳です。そしてこれ等通信を通じて窺われることは、通信に関与する顕幽両界の人々が、慨して真面目で謙虚な態度を持しておられることです。これは英国政治方面のやり方などとは、全く趣を異にするものと考えられます。
我が国に於ける心霊研究は日猶浅く、霊媒を通じて現れるところの通信に対し、研究的態度を以って臨むことが、兎角行なわれない傾向にあります。それには霊媒としての訓練、これに対する人達の心構え等、今後研究訂正さるべき点多々ある事が痛感されます。
これに抄録せる通信の中には、内容の優れているものがあると同時に、その方面に対しても、好参考となるものもあることを信じます。他方に於いて、我が国では、強いて心霊事実に眼を塞がんとするものが、宗教畑にも、学界にも、今猶瀰漫している状態に在りますが、何時迄も呉下の阿蒙家を以って過ごせるものでもないから、早晩心霊に目覚める時節が到来することでしょう。その暁に、他界の居住者達を、直ちに神仏扱いにして、結局顕幽交通を堕落せしむることにならぬとも限らぬ虞があります。そんな場合にも、これ等通信は、充分参考にする価値あることを疑わないものであります。
昭和十四年十二月
浅野和三郎
ここには十篇を収録したもの、となっていますが、この著作集では、[太陽神とその神政]等を割愛し、[パワーと語る]他四篇を集録しました。