自殺ダメ



 「知識」というのは、体験が精神の篩(ふるい)に掛けられて、各自の理解力によって解釈されて初めて身に付くもので、何の分析もなしに蓄積されるだけであれば、知識の境界は生涯少しも広がらないことになります。
 そうした分析と選択を行なうことの出来る柔軟な精神は、一つの型にはまった硬直した精神と違って、人生に愉しみを見出すことが出来ます。その上、そうしたレベルの精神の持ち主は見えざる世界からの導きを得ることになります。
 私にとって、そうした貴重な知識を与えてくれることになった恩人の名前を挙げていったらキリがありません。霊媒のグレース・クックとウィリアム・クルックス博士、オーラの写真を撮ることに成功したウォルター・キルナー博士、『スピリチュアリズム百科事典』の編集者ナンドー・フォドー博士、幽体離脱現象の研究家シルヴァン・マルドゥーンとヒアワード・キャリントン、等々。こうした方々の業績が触媒となり、私独自の瞑想法による直観力も加わって、私の専門であるエネルギーの「磁場」、俗に言うオーラの本性と宇宙における存在機能を霊的観点から理解することが出来ました。
 私の理解は物理学者のH・S・バー教授の研究成果によって完全に裏打ちされ、またV・スタンレー・アルダー女史によるオーラの構造理論とも一致しました。更に「国際生物物理学研究所」の研究成果も、偶然にもバー教授のものと一致しました。
 こうした心霊学と物理学の成果に加えて私自身の直観力によって電磁場の理解が深まりましたが、シルバーバーチと名乗る高級霊からのメッセージとの出会いによって私の視野は一段と広がり、心霊学と物理学と宇宙学とが渾然一体となって理解出来るようになりました。
 シルバーバーチの霊言集はサイキック・ニューズ社から出版され、現在では絶版となっているものも少なくありませんが、第二次世界大戦の戦前・戦中・戦後に亘る実に六十年間、途切れることなく出版し続けてくれた編集者の皆さんに、深甚なる謝辞を述べたいと思います。
 またシルバーバーチ霊が〝同志〟と呼んでいるホワイトイーグル霊の霊言からも多くを学んでおります。引用することを快く許してくださった出版社にもお礼を述べねばなりません。
 真理は営利を目的として切り売りすべきものではなく、誰にでも自由に分け与えられるべきものです。しかし、真理には無限の側面があります。その真理の価値は、それを手にした人の理解力一つに掛かっています。