自殺ダメ




 以上は何冊かの霊言集から、霊的摂理を知るということはどういうことなのか、また、霊的に向上する為には現在よりも次元の高い意識階層からの教えを吸収しなければならないことを説いた言葉を引用したものです。それにはお金は要りません。必要なのは時間と忍耐力、そして、いかにして高次元の世界の波動に合わせるかの問題だということです。
 波動が合わせられるレベルは、人間性を形成する上で大きく関わる広範囲のテーマや興味にいかなる態度で臨むかによって違ってきます。それ次第で見えざる世界のどのレベルのスピリットと波動が合うか-呪術師程度か、それとも煩悩の束縛から解放された高次元のスピリットなのかが決まります。私を指導してくれているスピリットがどの程度のレベルの者かは知りませんが、漠然とした集団でないことだけは確かでしょう。
 私が判断している限りで言えば、シルバーバーチの教えは「一体自分とは何なのか、宇宙とは何なのか、そして全てを創造した大霊とは何なのかについての理解に必要な摂理と実在について」現段階の人類に理解出来るレベルのカギを与えてくれているものと思っています。そして「それが人生の全体像を明るく照らし出し、不可解に思えていたことを理解し易くしてくれます」。
 更にシルバーバーチは「学ぶ前に、それまでの知識を洗い直さないといけません」と述べておりますが、これは「あまりに長い間進歩のブレーキとなってきた、誤った教え」が幅を利かして来た科学界にこそ、当てはまります。この一節に象徴されるシルバーバーチの摂理に関する論説は、キリスト教界のドグマ主義の批判に偏っている嫌いがあるように私には思えるのです。
 大自然の摂理は、天地創造以来ずっと存在していた筈です。一体人類は、シルバーバーチの言うように、どれほど「間違った教え」の重荷によって苦しめられてきたかを、じっくりと考えてみる必要があります。科学の世界でも確かに「時として脳だけが発達して精神と霊の発達が伴っていないことがあります。所謂〝知的人間〟ということになりますが、知的だから偉大であるとか立派であるということにはならない」ことは事実です。
 従ってその狭い分野にのみ携わってきた少数派の学者は、彼等なりにそれが全てだと思うわけですから、それを聞かされた者はシルバーバーチの言うように「不可解なことを理解し易くする」カギだと信じがちです。
 (都合よく解釈することの危険を戒めている)