自殺ダメ



 筆者はかつて浅野和三郎氏の「我々人間にとっては天照大御神が事実上の宇宙人である」という一文を読んだ時、眼から鱗が落ちる思いをしたことがある。これは、図④の中で「超越界」という用語で表現されている霊的世界は言うに及ばず、この物的世界についても、我々の宇宙観に大きな反省を求めているように思える。
 これまでに明らかにされた天文学的常識によれば、地球が属している太陽系が二千億個も集まって銀河系星団を構成しているという。「天の川」と呼ばれているのはその一部を地球から見たものである。二千億という数字は恒星、即ち太陽の数であるから、太陽系の惑星に相当するものを参入すれば数千億、もしかしたら兆の単位になるかも知れない。
 それほど膨大な数の星の集まりである銀河がいくつか集まって[銀河団]を構成し、更にその銀河団がいくつか集まって[超銀河団]を構成しているという。この宇宙の構成図を広げていくと、観測上では器機の性能による限界が生じても、少なくとも想像上では無限という用語を用いざるを得ない。
 改めて申し上げるが、これは物的宇宙に限っての話である。図④の超越界は地球の神界を卒業した高級神霊が突入していく世界で、その最初は太陽系の霊界である。ここが人間にとっての事実上の霊的宇宙の限界で、それより上の、つまり一段と波動の高い銀河系宇宙にまで踏み込むのは無理であり、無意味であろう。