自殺ダメ



 無謀と言いつつも一応我々の太陽系が属している銀河であるから、最小限度の知識だけは持っておきたいものである。太陽と同じ恒星が二千億個ほど集まった渦巻状の銀河は、同じ銀河団に属するアンドロメダ大星雲に規模も形状も似ていると言われている。我が太陽系はその渦巻の外縁のずっと端に位置していて、太陽系全体としても自転をしながら銀河系全体としての公転も続けている。
 この公転とか自転ということも、コペルニクスやガリレオの時代からずっと口にされてきて、我々は当たり前のように思っているが、それが地球と太陽との関係だけでなく、他の惑星も自転と公転を繰り返し、太陽系全体としても自転と公転を繰り返し、更に銀河星団自体も自転と公転を繰り返しているという事実を考え合わせると、宇宙の法則の複雑さと完璧さに圧倒されてしまう。
 我々の銀河が属する銀河団にはアンドロメダ大星雲のようなものが二十五個程あるという観測が明らかにされているが、そうした銀河団が集まって超銀河団を構成しているわけで、その超銀河団も、多分、更に規模の大きい集団を構成し、そうした集団が更に規模の大きい集団を構成し・・・という推論を重ねて行くと、茫然自失してしまいそうになる。しかもこれは物的宇宙に限っての話であって、それらの全ての背後に霊的世界が広がっているのである。
 それだけではない。平成9年7月10日付の朝日新聞に次のような記事があった。

 服部誠・東北大助手ら日独の研究グループが、可視光の観測では全く見えない[暗黒銀河団]をX線による観測で見つけ、10日付の英科学誌「ネイチャー」に発表する。銀河の材料となる高温ガスがあるのに銀河が見えないなど、これまでの銀河形成の常識に反する不思議な存在で、新種の天体ではないかと研究者の注目を集めている。
 銀河団は太陽系の属している天の川銀河のような銀河が数百個から数千個も集まったもの。これまで見つかった銀河団は全てが光を放っている。新たに[暗黒銀河団]と命名された銀河団は、わし座のアルタイル(ひこ星)の近くにあり、地球からは約九十億光年も離れている。(後略)

 私の推測では、これは必ずしも霊的なものではなく、物的波動の世界における新種なのかも知れない。物的世界もまだまだ未知のことばかりなのである。