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カテゴリ: ★『アラン・カルデック』

1860年1月24日、フォルブ夫人宅にて、霊媒はフォルブ嬢。

 私の仕事を完成させるには、まだあと十年はかかるだろうと考えていた。しかし、そのことは誰にも話していなかった。したがって、リモージュにいる知人から、私の仕事を終えるには、あと十年はかかる、という意味のことが書かれた霊界通信の記録を受け取った時には、本当に驚いた。

ー([真実の霊]に対して)私がまだ行ったこともないリモージュで霊界通信が降ろされ、私が丁度その時考えていた仕事の期間に関して、ある霊が全く同じことを語りました。一体どうしてそのようなことが可能となったのでしょうか?
 「私達は、あなたが為すべきことが何であるかをはっきり知っています。そして、その為に、どれ位時間が掛かるかも知っているのです。したがって、リモージュにおいてであろうと、他の地においてであろうと、霊人達が、それをメンバーに告げ、あなたの仕事がどれほどの期間を必要とし、どれほどの規模になるかを教えるのは当然のことなのです。
 とはいえ、仕事の期間は絶対に十年だというわけではありません。あなたの意志とは無関係な、予期せぬ事態が起これば、それがあと数年長くなることも考えられます」

 (以下の文章は1860年の時点で書かれた)私は、中心となる理論書を既に四冊出版している。霊界からの情報によれば、私は1867年に、『霊実在主義による創世記』を出版することになっているらしい。そして、その理論を補う為の書物を書くには三、四年程かかると言われている。したがって、その書物が出版されるのは、早くても1870年、つまり、これから十年後である。

1860年1月28日、ソリション氏宅にて、霊媒はソリション嬢。

ー(C霊に対して)あなたは生前、ローマに大使として滞在し、その頃既に、「教皇庁が終焉を迎える」ということを予言しておられました。今日、そのことに関して、どのような意見をお持ちですか?
 「私の予言が成就する時期が近づいているように思われます。そして、それは多くの痛みを伴うでしょう。全てが複雑になり過ぎており、数々の野望が頭をもたげています。キリスト教世界全体が震撼するでしょう」
ー教皇の世上権(世俗的・物質的な領域に関する権限)に関しては、どのようにお考えですか?
 「世上権は、教皇の偉大さ、権威にとって、必要なものだとは思えません。むしろ、全く逆です。臣下が少なければ少ない程、教皇は尊敬されるでしょう。地上における神の代理人たる教皇は、世俗的な権力など一切必要としないのです。『地上の人々を霊的に指導する』、これが教皇の最も大切な使命なのですから」
ー「教皇も枢機卿会も、離教や内乱を避ける為の措置を取る必要はない」と仰るのですか?
 「その通りです。教皇も、枢機卿達も、全員が、無知で、頑迷で、世俗的快楽にうつつを抜かしています。そして、そのような快楽を得る為にお金を欲しがっているのです。新たな秩序が生じれば、そうしたお金が得られなくなるのではないかと恐れています。彼らはやりたい放題をやり、未来のことには無関心で、自らの行動がどのような結果をもたらすかに関して、全く盲目なのです」
ーこの内乱の結果、イタリアが主権を失い、オーストリアの支配権に屈することにはなりませんか?
 「それは有り得ません。イタリアが勝利し、かの地には栄光がもたらされるでしょう。イタリアこそが我々を野蛮状態から脱せしめたのです。イタリアこそが、高貴で卓越した知性を備えた、我々の指導者だったのです。いかなる軛(くびき)にも屈することはありません」

1860年4月12日、ドゥオ氏宅にて、霊媒はクロゼ氏。
 私がいない時に自発的に降ろされた通信。

 「パリ霊実在主義協会を破滅させ、霊実在主義の教義に致命的な打撃を与え、その信用を失墜させようと画策する者達に対して、あなた方の指導者(つまり、私、アラン・カルデックのこと)は、断固たる決意を持って、辛抱強く対抗してきました。あなた方の指導者に栄光あれ!我々が常に彼と共にあるということ、我々高級諸霊は彼の使命を支援することが出来て大変嬉しいということを、彼によく知ってもらいたいと思います。彼の使命を援助したいという霊人は山のようにいます。その使命の偉大さがよく分かるからなのです。
 しかし、この使命はまた数多くの危険を伴っています。それをやり遂げる為には、揺るぎない信仰と鉄のような意志が必要です。さらに、悪口、嘲弄、失望に雄々しく立ち向かう為には、克己心と勇気が必要であり、嫉妬や中傷をはねのけるだけの不動心も必要でありましょう。
 おそらく狂人扱い、イカサマ師扱いを受けるでしょう。しかし、勝手に思わせ、勝手に言わせておけばいいのです。永遠の至福を除けば、全ては過ぎ去るのです。よき行いは必ず報われます。そして、幸せになる為には、神に送られて地を満たしている不幸な人々を救う為に汗を流すことです。
 あなた方が、平安と清々しさに満たされますように。それこそが天上の至福の先駆けなのですから」

1860年4月15日、マルセイユにて、霊媒はジョルジュ・グヌイヤ氏(この霊示はブリオン・ドルジュヴァル氏から送られた)。

 「霊実在主義は、地上で果たすべき実に大きな役割を持っています。
 まず、神の法にあまりにも反している法律体系を改革しなければなりません。
 また、歴史の過ちを正す必要もあります。
 さらに、司祭達の手によって、悪しき商売、悪しき取引と化したキリスト教を、元の姿に戻さなければなりません。真の宗教、自然な宗教、心を救う宗教、聖職者の豪華な衣装の縁飾りにも惹かれず、華美な祭壇にも目をくれず、ひたすら神を目指して突き進む、そうした宗教を打ち立てる必要があるのです。
 神の使者を名乗りながら、右手に剣を持って慈悲を説く輩、野心や権力欲の為に、人類の最も大切な権利さえも踏みにじる輩、そうした輩を見て無神論や唯物主義に入った人々を、何としてでも救わねばなりません」

1860年7月10日、自宅で、霊媒はシュミット嬢。

ー([真実の霊]に対して)つい最近届いたマルセイユからの手紙によると、かの地の神学校では、このところ、霊実在論の研究と『霊の書』の研究が真剣に行われているということでした。このことについて、どのように考えるべきなのでしょうか?聖職者達もようやく事態を真剣に考え始めたということでしょうか?
 「その通りです。彼らは事態を極めて真剣に捉えています。というのも、霊実在論が引き起こす結果を予測しているからです。その為に、霊実在論を大いに気にしているわけです。聖職者達、それも意識の高い聖職者達の一部は、あなたが考える以上に霊実在論を研究しています。
 しかし、いいですか、それは霊実在論をよしとしているからではないのですよ。全く逆に、彼らは霊実在論を砕破しようとして研究しているのです。彼らは、いずれ、霊実在論に対して激しい攻撃を仕掛けてくるでしょう。しかし、心配することはありません。ただ、あくまでも用心深く、慎重に振る舞いなさい。彼らが仕掛ける罠に注意しなさい。無用心に言葉を発して揚げ足を取られないようにしなさい。
 道は茨に満ちていますが、恐れることなく前進し続けなさい。こちらに戻ってくれば、大いなる満足を得ることが出来るのですから」

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