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自殺してはならない霊的な理由

C・A・ウィックランドについて

C・A・ウィックランドについて 目次


『除霊』による精神病治療

C・A・ウィックランドについて(1)

C・A・ウィックランドについて(2)

C・A・ウィックランドについて(3)
       
       
自殺志願者は、まず[自殺の霊的知識]を読んで!
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さて、アンナ・ウィックランドの夫君は精神科医だったが、早くからスピリチュアリズムに理解があり、数人の友人・知人でホームサークルをこしらえて、交霊会を催していた。最初の頃は、これといった目的もなしに行っていたが、ある時期から『慈愛団(マーシーバンド)』と名乗る霊団の者が出るようになり、やがて一つの提案をしてきた。
 それは、ウィックランド博士が扱っている精神病患者の大半が低級霊による憑依が原因なので、その霊を患者から引き離してアンナに乗り移らせて喋らせるから、博士が応対して実情を聞き出すと同時に、霊的真理に目覚めさせてやってほしいーアンナの身の安全は霊団の方で保障するから・・・というのが主旨だった。
 そうして始められた『招霊実験』は実に三十年以上にわたって続けられ、おびただしい数の精神病患者が正常に復すると同時に、その患者に憑依していた霊達も救われた。この対話の記録は『迷える霊との対話』と題されて出版されている。精神科医はもとよりのこと、広く霊的なものに携わる人の必読の書といえよう。


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自殺志願者は、まず[自殺の霊的知識]を読んで!
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C・A・ウィックランド著 『迷える霊との対話』の冒頭部分の抜粋


 除霊による精神病治療のメカニズム

 ●霊的要因による障害の危険性
 霊的現象の研究は人類にとってきわめて重大な意義を秘めており、既に世間一般の日常生活において欠かすことのできない要素となっているにもかかわらず、各分野において霊的現象をあくまでも精神生理学の基盤の上で分析しようとしていることは明白である。
 例えば、精神分析学者は、精神病の多くは何らかの心理的障害ないしはショックー無意識のうちに受けたものが残存している場合と意識的に受けたが既に忘れている場合のいずれかーに起因しているという説を立てている。
 分析心理学の専門家は、心理測定法や知能テストによって精神的欠陥者の隔離と分類を可能にしつつある。また、神経学者や精神科医は、各種の神経症・精神異常及び精神障害の病理的要因を突き止めて、予防法と治療法を確立することに真剣に取り組んでいる。
 こうした研究分野に携わる人は、神経症や精神異常の有力な要因の一つとして[霊魂説]を受け入れることを忌避するが、現実にはこの説こそ、ノイローゼ、神経過敏症及び精神的錯乱に陥りやすい人間に見られる不確定要素を明るみにする上で、重大な貢献をしているのである。
 いわゆる[心霊研究]には二つの側面がある。すなわち[正常]と[異常]である。[正常]な側面では、牧師と同じように「死後人間はどうなるか」という問題を医師の立場から取り扱う。むろん問題はこれ以外にも色々あるが、特に死後の問題は、病気であまり長生きできないと観念し、死後の状態について恐怖心さえ抱きながら生死の境界をさまよっている患者にとっては、大きな関心事である。そうした事態において、実際の知識に基づいて、いわゆる[死]というものは存在しないこと、それはより次元の高い世界における新しい活動とその機会とを提供してくれる界層への誕生であることを確信させてあげることは、医師としてこれ以上の崇高な役目はないと言ってよいのではなかろうか。
 次に[異常]の側面では、肉体に宿って生活している間だけでなく、肉体を棄てて他界の存在となった後の精神の複雑な機能についても、医師に可能な限りの多くの知識が要請される。異常心理現象における研究は、正常心理現象の研究と同様に[霊(スピリット)]というものが実在することを指摘しているのみならず、そのスピリットこそ各種の神経症や精神病において大きな要因となっていることを、疑問の余地のないところまで証明している。
 面白半分に心霊能力を試してみた者が引き起こす精神異常をよく知っているのは、誰よりもまず医師である。というのは、誰しもまず医師のところを訪れるからである。したがって、そうした不幸な犠牲者がその後いかなる扱いを受けることになるかは、診察した医師の判断一つにかかっていることになる。
 そんな次第で、心霊学の諸相、特に軽率な心霊愛好家、なかでも神経症の素因のある者の危険性について幅広く知っておくことは、医師の特権であると同時に、緊急の義務であらねばならない。
 そうした遊び半分の心霊実験から生じる恐ろしい結果を目の当たりにして、私は、その因(よ)ってきたる原因を確認するための一連の調査を行った。これも医師の領分に関わることだからである。
 一見害は無さそうな自動書記とかウィージャ盤(日本のコックリさんのようなもの)による実験をしているうちに精神病院への収容が必要となった患者を見て、面白半分にやった心霊実験がもとで生じる精神障害や錯乱といった深刻な問題が、まず私の注意を引きつけた。
 その最初のケースはB夫人で、自動書記を試みているうちに錯乱状態となり、人格が変わってしまった。普段は愛想が良く、信心深く、物欲がなく、あか抜けのした貴婦人だったのが、ある時から急に荒々しくて騒々しい性格となり、はしゃぎ回り、跳び回り、下品な言葉を使い、自分は女優だと言い張り、何時までに舞台へ行かないとクビになると言ったりした。ついには完全に責任能力を失ったとの診断で精神病院へ収容されてしまった。
 もう一つのケースはC夫人で、同じく自動書記を試みているうちに、芸術家の貴婦人から一転して乱暴な性格の女性に変わってしまった。金切り声を上げながら両手でこめかみをさすり、「神よ救いたまえ!神よ救いたまえ!」と叫ぶかと思えば、道路へ飛び出してぬかるみにひざまずいて祈ったり、午後六時前に食事をしたら地獄に落ちる、と言って食事を拒否したりした。
 同じく自動書記を面白半分にやっていたS夫人も精神がおかしくなり、やがて凶暴性も出てきて警察の手を煩わせるに至った。夜中に突然起きて、自分の経営する婦人帽子店のショーウィンドウの中で、ナポレオン気取りのポーズを取ったりした。自分はナポレオンだと思い込んでいたのである。その他にも無軌道な行為が多くなって、ついに精神病院へ収容されるに至った。
 同じ原因で、W夫人も幻覚に取り憑かれるようになった。神がひっきりなしに自分に語りかけていて、過去の過ちを咎めているというのだった。そのうち神の求めにしたがって(と本人は思って)自殺を企て、それは未遂に終わったが精神病院へ収容された。
 この他にも[無害]と思われているウィージャ盤で遊んでいるうちに起きた悲惨な症状に私は関心を持ち、その有力な手がかりを心霊現象に求めるようになっていった。
 私は心霊仲間が集まって催す信頼のおけるホームサークル(霊との交わりを求める会を交霊会ないし心霊実験というが、10人前後で行う家庭交霊会と、何百人、何千人もの人を相手に行う公開交霊会とがある)に出席し、また私の家で催したこともあるが、そのうち私の妻に優れた霊媒的能力があることが分かり、複数のスピリットに代わるがわる支配されるようになった。最初妻は、死者が自分の口を使って喋るということは[死者を安らかな眠りから覚ます]ことにならないかと心配したが、霊団側(後にマーシーバンドと名乗る[慈悲・哀れみをもった霊団という意味])は、死後についての人間の認識が嘆かわしいほど間違っており、その心配は無用であると言ってきた。
 彼らが言うには、事実上[死]というものは存在せず、肉眼に映じる世界から映じない世界へ移るだけのことであって、高級霊は、死後に待ち受ける素晴らしい可能性について人間を啓発するための交霊の機会を待ち望んでいるというのであった。問題はその[死]つまり、肉体からの解放があまりに簡単で自然であるために、大半の人間はしばらくの間ー個人によって長短の差はあるがーその変移に気づかず、霊的知識が欠如しているために、地上の懐かしい場所をうろつき回っているというのである。
 そうしたスピリットの中には、そのうち人間の磁気性オーラに引きつけられて乗り移りー本人も人間の方もそれを自覚しないことが多いーそれが原因となって数知れない災害や悲劇が引き起こされ、病気・不道徳・犯罪・精神病等が生じているケースが数多くあるという。スピリットの側はそうとは知らずにいる場合もあるし、悪意からそうしている場合もある。
 こうした霊的要因による障害の危険性は、好奇心が先走りして、指導者なしに心霊実験に手を染めた者の場合が最も大きいが、そうした事実を知らずにいることはさらに危険なことで、感受性の強い精神症患者の場合は特に注意を要するという。
 こうした説明のあと霊団は、さらに次のようなことを言ってきた。すなわち一種の転移方式、具体的に言えば憑依しているスピリットをその人間(患者)から霊媒へ乗り移らせることによって、右の霊魂説の正しさが証明できるし、霊的症状の内側の事情も明らかに出来るー患者は正常に戻り、憑依霊はそのあと霊界の事情に通じたスピリットの手に預けられ、その看護のもとで霊的真理についての教育を受けることになる、というのである。
 その上で彼らは、そうした実験の霊媒役として私の妻が適切であると見ており、もし私が彼らに協力して、一時的に妻に憑依させるスピリットの話し相手となって話を聞き出し、また諭してくれれば、彼らの主張していることが正しいことを証明してみせるー私の妻には一切の危害は及ばないようにする、と提案してきた。
 こうした重大な主張ーもしもその通りであれば、精神病理学のみならず犯罪学においても不可解とされている原因の解明に大きな意義をもつであろう霊魂説ーが真実か否かをぜひ確認したいとの願望から、私は、危険と思えるその提案を受け入れることにした。

●実例・死後も肉体に執着するスピリット
 その目的への準備として、霊団側はしばしば私のまったく予期しない時に色々な現象を起こしてみせた。その幾つかは、私が医学部に籍を置いて間もない頃に起きた。
 ある日私は、最初の解剖実験をその日から始める意図もなしに家を出た。したがって、妻の潜在意識が、そのあと起きた現象に何らかの関わりをもった可能性は考えられない。
 さて当日は、学生は一つの死体を上下半分ずつ解剖することになった。最初の死体は60歳ばかりの男性で、私はその日の午後から下肢の解剖に入った。
 帰宅したのは午後五時頃だった。ドアを開けて中に入るや否や妻の様子が急におかしくなり、妙な気分がすると言いながら今にも倒れそうによろめいた。私が妻の肩に手を置いたとたんに、しゃんと身を起こした。何者かに憑依されていて、それが脅すような身振りをしながらこう言った。
 「俺を切るとは、一体どういうつもりだ!」
 誰も切った覚えはないと私が言うと、そのスピリットはこう言って怒った。
 「切ってるじゃないか!俺の脚を切ってるじゃないか!」
  私は、この男は私が今日解剖した死体の主で、大学からずっと家までつけてきたのだと理解がいったので、そのスピリットと語り合おうと思い、とりあえず、その(妻の)身体を椅子に座らせた。すると、
 「コラ!人の身体に勝手に触らんでくれ!」
 と言うので、
 「自分の妻の身体に触って何が悪いんですか」
 と言い返すと、
 「お前の妻だと!?一体何の話だ。俺は女なんかじゃない、男だぞ!」
 と怒鳴るのだった。
 そこで私は、彼がもう肉体から離れて、今は私の妻の身体を使って喋っていること、つまりスピリットとなってここへ来ており、肉体は大学に横たわっている事実を説明した。どうやらそのことが分かってくれたようなので、私はこう付け加えた。
 「たとえ私が、大学に置いてあるあなたの肉体を切っているとしても、それであなたが死ぬわけではないでしょうーあなた自身は今、ここにいるんだから」
 すると彼は、なるほどもっともな話だと答えてから、こう述べた。
 「どうやら俺は(死者)の仲間入りをしたに違いないな。となると、あの古ぼけた肉体にはもう用はないから、勉強の材料になるのなら思い切り切り刻んで結構だ」
 そう言ったあと突然「だんな、噛みタバコを恵んでくれんかな」と言うので、私がそんなものはもってないと言うと、今度はパイプをせがんで「一服やりたくてたまらんのだ」と言った。
 勿論私は断った。(妻はタバコを噛んでいる人を見るとひどく嫌がっていたから、この現象に妻の潜在意識が関わっていた可能性はないことになる)。そして、今はもう[死者]となっていることを、さらに詳しく説明してやると、ようやく事情が呑み込めたらしく、妻の身体から去って行った。あとで死体の歯を調べたら、噛みタバコの常習者であることが判明した。
 もう一つは、私が実地教授の助手に指名され学生の前で解剖することになった時のことで、ある黒人の死体が選ばれた。その日は何も手をつけずに帰宅したのであるが、その夜になって妻が憑依状態となり、こんなことを喋った。
 「大将、この俺を切ってくれるなよ」
 私は、彼がもう死んでしまっていること、今は古びた肉体ではなく女性の身体を使って喋っていることを話してきかせた。が、信じてくれないので、私は妻の両手を見させて、黒人の手ではなくて白いでしょうと言ってみた。が、それでも信じないで、
 「それは白く塗っているからだよ。俺は白壁塗りが仕事だもんな」
 と言う。
 随分頑固なスピリットで、こんな調子の言い訳や弁解ばかりして私の言うことを認めようとしなかったが、最後は得心して去って行った。
 スピリットが死というただの移行現象に気づかずに、信じられないほどしつこく肉体に執着していることを証言する例として、次のようなものがある。
 シカゴの郡立病院で死亡した40歳ばかりの女性の死体が、解剖室に安置されていた。
 死後七ヶ月たった翌年1月に、私を含む何人かの学生がその死体の解剖を指示された。解剖が始まった最初の日の夕方は、訳あって私は参加できなかった。
 その最初の解剖の二、三時間の間にどんなことが起きたのかは、私は何も聞いていなかったが、なぜかその日参加した学生は、二度とその死体に触れたがらなかった。
 翌日の午後は授業がなかったので、私は一人で解剖することにし、腕と頸部にメスを入れ始めた。
 すると、解剖室は長い地下室の奥にあって物音一つしない所なのに、解剖の途中で、小さいがはっきりとした声で「私を殺さないで」という声が聞こえた。遠くから聞こえる微かな声だったが、私は迷信的なところは微塵もなく、些細な出来事を一々スピリットの仕業にするタイプではないので、多分道路で遊んでいる子供の声だろうくらいにしか考えなかった。もっとも、よく考えてみると、その時、それ以外に、子供の遊び声は一切聞こえていなかった。
 翌日の午後も私は一人で解剖していた。すると床の上にまるめて置いてあった新聞紙が、ちょうど紙くずをクシャクシャにまるめる時に出るような音を出したので、さすがの私も一瞬どきっとした。が、この時も特に気にせずに、帰宅後も妻には何も話さなかった。
 そうした出来事をすっかり忘れていた数日後のこと、私の家で(時折開いていた)ホームサークルが開かれた。霊媒の妻を通じて見えざるスピリットが変わるがわる語り、それも無事に終わって、いつもならそこで妻が入神状態から平常の状態に戻るのだが、その時はなぜか憑依状態のままの様子なので、私が確かめようと思って席を立って近づくと、妻がいきなり体を起こして平手で私をぶった。そしてこう言ったー。
 「あんたに少しばかり言いたいことがあるのよ!」
  そう言ってから私に激しく食ってかかり、少しの間もみ合った後、私が一体どうしたというのかと尋ねたところ、
 「なぜこのあたしを殺そうとするのよ?」
 と言うので、
 「私は誰も殺そうとなんかしてませんよ」
 と言い返すと、
 「いいや、してますーあたしの腕と首に切りつけてるじゃない!殺さないでと大声を出して床の上の新聞紙を叩いて驚かせたのに、あんた、知らん顔だったわね!」
 そう言ってからケタケタ笑い出して、こう付け加えた。
 「でも、あの連中は上手く脅かしてやったわ」
 この女性霊は生前ミニー・モーガンと言い、現在の身の上を説明するのに随分暇がいったが、ついに得心してくれて、高い世界を目指すように心がけますと言って去って行った。

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●霊媒による患者救済のメカニズム

 霊媒である私の妻は、よほどスピリットがコントロールし易いらしく、憑依して語るスピリットの大半が、自分がいわゆる死者であって一時的に地上の人間の身体に宿っていることに気がつかない。
 理知的判断力の鋭いスピリットの場合だと、自分だと思っている今の(霊媒の)身体の特徴や手足、衣服などの違いを指摘すると、事情が尋常でないことに気づいてくれる。特に男性である場合はその違いが歴然としているので、なおさらである。
 「今、あなたが使用しておられる身体は私の妻のものです」と言われると、大抵「ワシはあんたの奥さんなんかじゃない」と言い返し、得心してもらうまでにはずいぶん多くの説明を要するが、とにもかくにも、なんとか分かってくれる。
 これに対して、あくまでも頑固な猜疑心の固まりのようなスピリットがいるもので、自分が死んで肉体を失っていることを絶対に認めようとしない。理知的に判断しようという気持ちがなく、たとえ鏡を持ってきて映して見せても、催眠術をかけているんだろうと言って、事情が変化していることを認めようとしない。あまりの頑固さに、結局はマーシーバンドに連れ出してもらって、あとをお任せすることになる。
 精神異常の原因となっている憑依霊を、患者から霊媒(ウィックランド夫人)に移すには、静電気を患者に流す方法が効果的である。患者は必ずしもその場にいるとは限らないが、大抵は同席している。
 静電気は人体には害はないが、憑依しているスピリットには耐え切れなくて、通電しているうちに、ついにその身体から離れる。そこで待機していた霊団が誘導して霊媒へ乗り移らせる。
 これでそのスピリットとの直接の対話が出来ることになり、私が現実の真相を語って聞かせ、向上の可能性を教えてあげる。
 それが納得できた段階で、霊媒から離れてマーシーバンドの手に預けられ、霊媒は正常に復する。
 同じ効果は、心霊サークルによる思念集中法(サークルのメンバーが円座を作って精神を統一して霊的な磁場をこしらえる)によっても得られる。患者は別の場所、往々にして遠く離れた病院などにいて、そこでマーシーバンドが憑依霊を連れ出して、そのサークルのところへ連れてきて霊媒に乗り移らせる。
 このやり方ではスピリットは『追い出された』と言って文句を言うことが多いが、それでも自分がスピリットになっていることに気づかず、また地上の人間に憑依して障害の原因となっていることも知らないのである。
 しかし、憑依霊の言動と患者の症状との間に類似性があること、そして、その憑依霊を除霊すると症状も除去されるという事実は、そのスピリットこそ精神病の原因であったことを明快に証明するものである。多くの場合、スピリットの身元も一点の疑問の余地もないまでに立証されている。
 憑依霊を霊媒に乗り移らせた後、二度と患者に戻らないようにすると、患者は次第に回復へ向かう。
 ただ、なかには複数のスピリットが憑依しているケースがあり、その場合は一度に回復というわけにはいかない。
 読者の中には、マーシーバンドは憑依霊をいちいち霊媒へ乗り移らせないで、直接説得すれば良いのではないかと思われる方もいるであろう。実はそうしたスピリットは霊的知識が欠けているので、いったん地上的条件下に置き、現在の自分の状態を認識させ、向上の意識を芽生えさせてからでないと、霊界側からの直接の接触が得られないのである。
 交霊会において、無知なスピリットが霊媒に乗り移らされることによって霊的理解へ導かれていく現象は、研究者にとって大変興味深いことであるが、同時に、暗黒界からその交霊の場へ連れてこられて、その様子を見学している大勢の無知な霊にとっても、大きな勉強となる(モーリス・バーバネルを霊媒とし、ハンネン・スワッハーを司会者とする英国の交霊会に、約半世紀あまりも出現していた古代霊シルバー・バーチの話によると、毎回5000名ばかりのスピリットが見学に来ていたという。シルバー・バーチはサークルのメンバーにだけ語りかけていたのではなかったのである)。
 なかには、まるで精神病院のような状態になって、まともな説得ができないスピリットが多い。これは地上時代の誤った宗教的信仰や固定観念、もろもろの迷信が禍いしている。暴れ回り、暴言を吐くこともしばしばで、そんな時は霊媒の両手を握って押さえ込むことが必要となる。
 また、自分の置かれている事情に目覚めるとともに死んでいくような感じを抱くスピリットがいる。
 これは霊媒の身体の支配を失いつつあることを意味している。
 さらには、意識がもうろうとして半分眠っているような状態になり、そっとしてくれないかと言い出す者もいて、このあとに紹介する記録をお読み頂けば分かるように、時には激しい言葉で目を覚まさせることが必要となる。
 そうした記録の中で、よく[地下牢]または[土牢]という言葉が出てくるが、これは手に負えないスピリットをマーシーバンドが捕らえ閉じ込めておく場所で、そのあと霊媒に乗り移らせると、今まで地下牢に入れられていたと文句を言う者がいる。
 これは、高級霊になると、ある霊的法則を利用して牢に似た環境をこしらえることが出来るのである。出口が一つもない独房のような部屋で、頑固なスピリットはそこに閉じ込められて、どっちを向いても自分の醜い性格と過去の行為が映し出される。
 これは実際は心の目に映っているのであるが、本人は客観的に映っているように思い込む。その状態は、悔い改めの情が湧き新しい環境へ適応して向上したいと、自ら思い始めるまで続けられる。
 私の妻の霊媒能力は、無意識のトランス(日本でいう神懸かり、ないし入神状態)である。その間ずっと目を閉じ、睡眠中と同じく精神機能は停止状態に置かれている。
 したがって、本人はその間の記憶はない。そうした体験に対して異常な反応を起こすこともない。常に理性的であり、頭脳は明晰で、性格は陽性である。この仕事に過去35年も携わってきて、一度も健康を害したことも、いかなる種類の異常を見せたこともない。
 それは、一つにはマーシーバンドと名乗る高級霊団によって、常時保護されているからであろう。この霊団は[死]と呼ばれているものが、いたって単純な[移行現象]にすぎないこと、そしてまた、その死の後はどうなるかについて合理的に理解しておくことがいかに大切であるかを教えるために、この仕事を指導しているのである。
 我々のサークルは、その[死後]の事情についての、議論の余地のない、信頼の置ける証拠を直接入手することを目的としており、妻に憑依して語ってくれたスピリットの正確な事情を記録しておくために、何百という例証を速記によって書き留めたのである。



       
       
自殺志願者は、まず[自殺の霊的知識]を読んで!
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潜在意識説と自己暗示説を否定するケース


●招霊実験が物語る『真実』

『死者』を相手とする研究を倦むことなく三十年余りも続けてきて私は、その間に驚くべき事実を数多く目の当たりにしているので、証明しようと思えばいつでも出来る明々白々たる事実を、他の思想分野の人達はよくぞこれまで無視してこれたものだ、と思うのである。
 こうした招霊実験には詐術は断じて有り得ない。霊媒である私の妻は、一言も知らないはずの外国語をいくつでも喋るし、妻の口から聞いたためしのない表現が出るし、その上、憑依霊の身元は再三再四確認され、数え切れないほどの確証が得られている。 
 一回の招霊実験で二十一人のスピリットと語り合ったことがある。その大半は、地上時代に私の知人ないし親戚だったことを立証するに十分な証拠を与えてくれた。その時は妻の口から全部で六カ国語が聞かれたが、通常の妻はスウェーデン語と英語しか喋れない。
 またある時は、シカゴから連れて来られたA夫人一人に十三人のスピリットが憑依していて、それを一人ひとり妻に乗り移らせたが、そのうちの七人までは、A夫人の母親のH・W夫人によって、地上時代の親戚か友人であることが確認されている。そのうちの一人はH・W夫人が属していたメソジスト教会の牧師で、九年前に交通事故で他界していながら、その日までその事実に気づいていなかった。
 もう一人は義理の姉、その他に永年家族ぐるみで付き合っていた三人の年配の女性、近所の少年一人、それに患者の義理の母親がいたが、そのいずれも、妻は一面識もなかった。H・W夫人はその一人ひとりと長々と語り合い、聞き出した事柄の中から数え切れないほどの事実を確認し、その事実をもとに、そのスピリットが現在はもう肉体を捨てて霊的存在となっていること、しかも夫人の娘の身体に憑依している事実を悟らせてあげた。娘さんは今では心身ともにすっかり健在で、社交に、音楽の仕事に、そして家庭生活に、活発な毎日を送っておられる。

 もう一つのケースは、精神異常がそっくり患者から霊媒へと移転し、『潜在意識説』や『二重人格説』は、霊媒に関するかぎり、その説明にはならないことを明確に立証している。
 ある夏の日の夕方、われわれ夫婦は教養と人格を兼ね備えた著名な婦人の家に呼ばれた。この婦人はかつては第一級の音楽家で、そうした地位にあるがゆえに要求される、様々な人間関係に耐え切れず、ついにノイローゼになってしまった。それが次第に高じて手がつけられなくなり、狂乱状態が六週間も続き、医師も手の施しようが無く、看護婦が日夜つきっきりの監視をしなければならなくなってしまった。
 訪ねてみると、その婦人はベッドに座り、一人ぽっちにされた子供みたいに泣いているかと思うと、次の瞬間には恐怖におののいたように「マチーラ!マチーラ!」と叫んだりしている。そうかと思うと今度は、誰かと格闘し揉み合っているような動作をしながら、英語とスペイン語でわけの分からない乱暴なことをわめき散らしている(妻はスペイン語はまったく知らない)。
 妻は婦人を霊的に診察して、これは間違いなく憑依現象であると述べた。そして、それが事実であることが、思いがけない形で立証された。ベッドのわきに立っていた妻が、部屋を出ようとした瞬間に意識を失って、その場に倒れた。居合わせた者が、その身体を長椅子に横たえた。私は、それからほぼ二時間にわたって、患者から離れた三人のスピリットとかわるがわる語り合った。
 三人はメアリーという若い女性とその求婚者のアメリカ人、そして恋敵のメキシコ人マチーラだった。男性の二人とも熱烈にメアリーを愛している。したがって互いの憎しみも激烈だった。そして嫉妬に狂った一人が女性を殺してしまい、さらにライバルの男性とも命がけの喧嘩となって、ついに二人とも死んでしまった。が、三人とも自分の死には気づいていない。哀れにもメアリーは泣きながらこう言うのだった。
 「この分だと二人は殺し合うことになると思ったけど、今もここで決闘を続けてるわ」
 愛と憎しみと嫉妬による悲劇は、肉体の死とともに終わってはいなかったのである。三人は無意識のうちに患者の霊的磁場、すなわちオーラに引きつけられ、そのオーラの中で相変わらず激しく争い続けていたのである。そこには患者が神経的に参って抵抗力が極度に低下していたという誘因があり、次々と憑依したその結果が、医師や看護婦には解決のつかない、いわゆる発狂状態となって現れていたのだった。三人に肉体を失っている事実を得心させるのにさんざん手こずらされたが、どうにか理解してくれて、われわれのマーシーバンドの手に委ねられた。
 その間に患者は既に起き上がっていて、驚く看護婦を相手にまともな対話を交わしながら、部屋中を静かに歩き回っていた。やがて「今夜はよく眠れそうだわ」と言い、ベッドに戻ると、いつもの睡眠薬を使わなくてもすぐに寝入り、一晩中ぐっすりと寝た。そして翌日には看護婦に付き添われて私の家を訪れた。私は看護婦には帰って頂き、服薬を禁じ、電気治療を施した後で、他の患者と一緒に食事をとって頂き、夜の社交的な催しにも出席して頂いた。
 その翌日の招霊実験でさらにもう一人が、この婦人から除霊された。サンフランシスコの大地震で死んだ少女であるが、暗がりの中で道が分からなくなったと言って泣いてばかりいた。この子も私が色々と語り聞かせてなだめてやり、そのあとマーシーバンドによって介護されることになったことは言うまでもない。それまでは婦人のオーラの中に閉じ込められていたために、マーシーバンド側も手が施せなかったのである。
 婦人はその後数ヶ月にわたって私の治療所で加療と休養を続け、すっかり元気を回復して退院し、完全に元の生活に戻られた。

●スピリットの生前の身元を確認
 次の例は、スピリットの生前の身元が確認されるケースがよくあることを証明している。
  F夫人はもともと垢抜けのした上品な性格の女性であったが、数人の医師から不治の精神異常者と診断されるほどになった。手に負えないほど荒々しい振る舞いをするようになり、絶えず罵り、いったん暴れ出すと男が数人がかりでやっと取り押さえるほどになった。そうかと思うと突然、昏睡状態に陥ったり、気絶したり、食べ物を拒絶したり、「私は天使の仲介で結婚したのである」と偉そうに言ったかと思うと、とてつもない下品な言葉を口走ったりするのだった。
 こうした症状が絶え間なく交互に起きるのであるが、それが憑依現象であるとの確証が得られずにいたところ、ある日、突如として言語能力を失って白痴のように口をもぐもぐするだけとなり、聾唖者とまったく同じ状態になってしまった。
 丁度その頃に、隣の州から一人の男性が、入院中のある患者を見舞いに訪れた。その直後に看護婦から、F夫人の様子が変わって今度は幼児のような喋り方をしているとの報告があった。その変わりようがあまりに激しいので、参考までにその見舞客にも部屋に入ってもらって観察してくれるように頼んだ。もちろんF夫人とは一面識もない人であるが、その男性が部屋に入るとすぐ、夫人が彼を指差して、子供っぽい、かん高い声で、
 「あたし、この人知ってる!よくあたしの肩に弓をのせたわ。そして、あたしのキャンデーを引っ張ったこともある。ジプシーのキャンプへ連れてってくれたこともある。私の家の向かいに住んでて、あたしのことをローズバッドと呼んでたの。あたしは四歳よ」
 と言った。
 その男性は、その子の言っていることが一つ一つ事実であることに驚き、確かにアイオワ州の郷里にはそういう名前の子がいたが、しかし昨年死んでいると語った。さらに彼は、自分が大変子供好きで、よくその子をジプシーのキャンプへ連れて行ったこと、そして棒付きのキャンデーを買ってやり、その子が食べている時にその棒を引っ張って『歯と一緒に抜いちゃうぞ』と冗談半分に脅かしたことがあると説明した。
 この例では、愛情がその子供を男性のところへ引き寄せたこと、またその子供にとってF夫人が、その男性に自分の存在を知らせる格好の手段となったことは明らかである。
 招霊という手段によって、まずその子を除霊し、続いて他の複数の憑依霊を一人ひとり除霊していって、数ヶ月後にはF夫人は法的文書に署名する資格があると診断されるまでに回復し、裁判官および陪審員によって『正常』と宣告された。
 
 もう一つ例をあげると、これはレストランでコックをしていたO夫人の例であるが、同じレストランで働いているウェイトレスの中に行動がおかしく、妄想と幻覚に悩まされている女性がいるので診て欲しいと言って、私のところへ連れてきた。さっそく電気治療を施したところ、ウェイトレスはたった一回ですっかり楽になって、そのまま家に帰った。
 ところが、その夜になってO夫人の方が一種名状しがたい状態になって一睡もできず、その状態が翌朝の十時頃まで続いた。それから食事の用意でもしようと起き出て準備をしていると、突如として態度が荒々しくなり、髪をかきむしり、自分で自分を傷つける危険性が出てきた。
 家族からの依頼で往診してみると、O夫人は錯乱状態で荒れ狂っており、『どこへ逃げても追い回されて休息する場所がない』と口走るのだった。私は憑依霊の仕業と診断して夫人を椅子に腰掛けさせ、暴れないように両手を縛ってから、幾つか質問してみた。すると、自分は男性で、死んでもいないし、女性の身体に取り憑いてなんかいないと言い張るのだった。名前はジャックといい、さきのウェイトレスのおじで、放浪の生活を送ったという。
 こんこんと諭していくうちに、その霊もどうにか自分の置かれている事情を理解してくれて、もう二度と迷惑をかけないことを約束して去って行った。O夫人はそれでいっぺんに正常に復し、いつもの仕事に戻って、以来、何ら支障を来していない。
 あとでウェイトレスに確認したところでは、彼女にはジャックという名のおじがいて、放浪癖があったが、今はもう死んでいるとのことだった。このケースではO夫人が霊媒となって、ウェイトレスに憑依していたそのおじを乗り移らせたわけである。

●『人格』として現れるスピリット
 数年前の話であるが、リズトンという博士がシカゴの新聞に、フランス語も音楽も知らないある患者が、麻酔をかけられた時に、フランス国歌の『マルセイエーズ』を見事に歌った話を紹介していた。その中で博士は死後の個性の存続を否定して、これは潜在意識ないしは無意識の記憶によるものと説明し、あるラテン語の教授の召使いが狂乱状態の中で、生前その主人が朗唱していたラテン語の古典を完璧に朗唱したケースと比較して論じていた。
 私はこれに反論する形で、ある新聞に寄稿し、この種の現象は心霊現象ではよくあることで、唯物的科学者がどう分類しようと、こうしたケースは人間の個性の死後存続と、彼らが生者を通じて意志を伝えることが出来ることの証拠であると論じ、さらに、右の二つのケースの真相を解明すれば、フランス語で歌った患者は霊感の鋭い人で、その時誰かのスピリットに憑依されていたのであり、ラテン語を朗唱した召使いは亡くなった主人のスピリットに憑依されていたことが判明するだろう、と付け加えた。
 それから程なくして、リズトン博士の記事で紹介された患者本人が私の記事を読んだと言って訪ねてきて、「私はフランス語はまったく知りません。が、死にたくなる程スビリットに悩まされていることは間違いありません」と言った。
 いわゆる『多重人格症』『分裂性人格症』『意識崩壊症』といった症例の研究において現代の心理学者は、そうした人格には何ら超常的知識の証拠は見られないし、霊的原因の証拠も見られないという理由で、外部からの影響力の働きかけの可能性を否定している。
 しかし、それとは対照的に、我々が体験しているところでは、そうした人格の大半はスピリットであって、今なお自分が他界したことに気づかないために、肉体がなくなっていることに得心がいかず、またその事実を認めたがらないということが明らかとなっている。
 モートン・プリンス博士の著書『ミス・ビーチャム、または失われた自己』の中で紹介されている四重人格の例症でも、ビーチャムという女性患者以外の人格の作用にはまったく言及されていないが、『第三人格』とされている『サリー』自身はビーチャムではなく、まったくの別人だと言い張り、ビーチャムが歩行や言語を覚えかけた頃のことに言及して、『この子がやっと歩き始めた頃から、私はこの子の考えと私の考えとが別のものだったことを覚えています』と述べている。
 似たケースとして、オハイオ州のB・レディックという小学生の場合は『ポリー』という乱暴な性格の女の子に急変するのだったが、このケースでも、他界したポリーという女の子が、多分死んだことを自覚しないままレディックに憑依していることを示す証拠は歴然としている。
 こうした『人格』が独立した存在であることは、これまでの実験が豊富に実証しているように、その『人格』を霊媒に転移させることによって簡単に証明できることである。それを潜在意識説や自己暗示説、あるいは多重人格症といった説によって説明することは到底無理である。
 なぜなら、霊媒である私の妻が数え切れない程の人格をもっていることは断じて有り得ないことであり、同時にまた、精神病者とされている人の症状を妻に転移させることによって、その患者を簡単に正常に復させることが出来るからで、かくして病気の原因は死者のスピリットのせいであることが結論づけられる。そのスピリットの地上時代の身元も、多くの場合、確認することが可能なのである。
       
       
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