カルデック本人は霊媒ではなく審神者(さにわ)である。つまり複数の、それも(正確な数は公表されていないが)かなりの数の霊媒を通じて入手されたメッセージをカルデックが取捨選択して、これは本物と断定したものを二冊の書にまとめた。The Spirits BookとThe Mediums Bookで、スピリチュアリズム系の啓示としては最初のものである。
 その二冊にはカルデックがそう断定した理由と、怪しいと判断した理由とが詳しく記載されていて、その洞察力は審神者に相応しい説得力に富むものばかりであるが、訳者として私はその全てを訳出することは避け、質疑応答の部分を中心にして編纂し直し、前者を『スピリチュアリズムの神髄ー思想編』後者を『スビリチュアリズムの神髄ー現象編』としてまとめた。


アラン・カルデックの本が無料で読めるサイト一(PC向けサイトのみ)

アラン・カルデックの本が無料で読めるサイト二(PC向けサイトのみ)


 内容の特徴として挙げるとすれば『再生』を霊性進化の為の不可欠の手段として説いていること、また現象的にはクルックスのいう『サイキック・フォース』に相当するエネルギーの作用を、成る程と得心のいく形で解説していることである。
 カルデックはフランス人で、本名をイポリット・レオン・ドゥニザール・リバイユといい、アラン・カルデックという名はペンネームで、幾つかの前世での名前から合成したものが霊団から授けられたという。
 右の二著はラテン系の民族の間でバイブルのように読まれていて、今日でも絶大な人気がある。その信奉者の間ではSpiritism(スピリティズム)という呼び方が一般的であるが、カルデック自身が序論の中でスピリチュアリズムと同じであることを明言しているので、用語の違いに拘ることは無用である。
 なお、霊団の中には古代の学者や宗教家がいるようであるが、中心的指導霊はフランスの十三世紀の王ルイ九世で、「聖ルイ」St.Louisの名で聖人に列せられている人物である。その霊団もイエスの配下にあると述べているから、やはり地球浄化の大事業に参画している霊団の一つであることは間違いない。




●カルデックへの、霊団からの激励のメッセージ

 我々との協調関係の下に行うこの仕事に着手するに当たって、そなたに対して熱誠と忍耐とを要請したい。これは実質的には我々の仕事だからである。これから編纂される書物の中に、全人類を愛と慈悲の精神において一体たらしめる新しい殿堂の基盤を構築したいと思う。完成後はそれを世に出す前にその全篇に眼を通し、誤りなきを期したい。
 質(ただ)したいことがあれば遠慮なく呼び出すがよい。いついかなる時でも力になるであろう。既に明かしたごとく我々には大霊から割り当てられた使命があり、本書の編纂はその使命の一端に過ぎない。
 これまでに明かした教説の中には当分そなたの内に秘めておくべきものもある。公表すべき時期が到来すれば、さよう告げるであろう。それまでにはそなた自身の思考の糧としてじっくり温めておくが良い。課題として取り扱うべき時期が到来した折に理解を容易にする為である。(中略)
 それより先そなたは敵意に満ちた非難に遭遇することであろうが、それによって怯(ひる)むようなことがあってはならぬ。特に既存の悪弊に甘んじて私利私欲を貪る者から、悪意に満ちた攻撃を受けるであろう。
 人間界に限らぬ。同じことを霊界から受けることもあろう。彼らは物的波動から抜け切らずに、憎しみと無知から、スピリチュアリズムへの疑念のタネを撒き散らそうと画策する。
 神を信じて勇猛果敢に突き進むがよい。背後より我々が支援するであろう。スピリチュアリズムの真理の光が四方に放たれるようになる時節の到来も間近い。
 全てを知り尽くしたかに自惚れ、全てを既存の誤れる教説で片付けることで満足している者達が真っ向から抵抗するであろう。しかし、イエスの偉大なる愛の原理の下に集える我々は、あくまでも善を志向し全人類を包摂する同胞愛の絆の下に結ばれている。用語の差異についての下らぬ議論をかなぐり捨てて、真に価値ある問題へ向けて全エネルギーを注いでいる。地上時代の宗派の別を超えて、高き階層の霊から得られる確信にはいささかの相違もないのである。
 そなたの仕事を実りあるものにするのは、一(いつ)にかかって忍耐である。我々が授けた教説が本書を通して普及し、正しく理解されることによってそなたが味わう喜びは、また格別なる者があろう。もっとも、それは今直ぐではなく遠い未来のことかも知れぬが・・・
 疑り深き人間、悪意に満ちた者達がばらまくトゲや石ころに惑わされてはならぬ。確信にしがみつくことである。その確信こそが我々の援助を確かなものにし、その援助を得て初めて目的が達成されるのである。
 忘れてはならぬ。善霊は謙虚さと無私無欲の態度で神に奉仕する者にのみ援助の手を差し伸べる。霊的なことを世俗的な栄達の足がかりにせんとする者は無視し、高慢と野心に燃える者からは手を引く。高慢と野心は人間と神との間に張り巡らされる障壁である。それは天界の光線を見えなくする。光の見えぬ者に、神は仕事を授けぬということである。
 
854694796


       
       
自殺してはならない霊的な理由 自殺志願者は、まず[自殺の霊的知識]を読んで!
[自殺の霊的知識]へ クラウドファウンディングの案内