至福の状態にある霊達は、伝統的なキリスト教において、しばしば言われてきたように、「何もせずに瞑想ばかりしている」というわけではない。霊界においては、それぞれの境涯に応じて、霊達は忙しく活動している。もっとも、いくら活動したからといって、地上におけるように疲れるわけではないが。
 高級霊界においては、すべてが燦然(さんぜん)と輝いている。それは、いかなる人間的な言語によっても表現不可能であり、どれほど豊かな想像力をもってしても思い描くことは出来ない。
 そこには、すべてを真に深く知ることの喜びがある。苦痛は一切存在せず、心は完全な安らぎに満たされ、何ものによっても、それが乱されることはない。至純の愛が、すべての存在を結びつけており、意地悪な者がいないので、嫌な思いをすることはあり得ない。すべてを神の視点から見ることができ、また、数々の神秘が明かされる。
 さらに、様々な使命が与えられ、それを遂行する幸福を味わうことが出来る。
 最高の霊域にいる霊達は、ある場合には、救世主として、または、神の意を体現する者として、神の意志を伝え、さらに、それを実現すべく働くのである。大いなる使命を果たし、惑星の創造に関わり、宇宙の調和のために、自らを捧げるが、そうした栄えある仕事は、完成の域に達した霊にしか任されない。最高の次元に達した霊達だけが、神の秘密に参入することを許されており、神の考えを直接受け取って、人間達に伝えることが出来るのである。
 霊達が与えられる権限は、その進化の度合い、保持する光の量、能力、経験、そして、「至高の主から、どれだけ信頼されているか」による。能力に見合わない特権や待遇は、一切存在しない。すべてが、厳密な公正さによって測られるのであり、ごまかしは、一切通用しない。
 最も重要な使命は、それを必ず遂行し得る霊に、神から委ねられる。神は、絶対に失敗しないと思われる霊にしか、そうした使命を任せない。また一方で、神の監督のもとに、最高大霊達が会議を開き、地球規模の問題を解決するために協議するのである。そうした中には、他の惑星に関わる霊達もいる。
 さらに、それよりも下の段階の霊達に、霊格に応じて、順次、より容易な仕事が任されていく。それは、例えば、諸民族の進化にまつわる仕事、家族、あるいは個人を守護する仕事、大自然の作用への介入から、微細な生物の調査まで、様々なレベルにわたる。地球という広大な生活空間を調和あるものとするために、能力、適性、意志に応じて、無数とも言える仕事があるからである。
 そして、そうした仕事は、熱心に願い出た霊に委ねられるが、全員が喜びをもって受け止める。というのも、常に自らを高めようとしている霊にとっては、そうした仕事こそが進化のよすがとなるからである。
 高級霊達に委ねられる大いなる使命の他に、あらゆる段階の仕事があり、それは、難易度に応じて、様々な境涯の霊達に委ねられる。したがって、各人が、それなりの使命を与えられて、同胞達のために、それを遂行することになる。
 例えば、一家の父親であれば、「子供達を向上させる」という使命を与えられるであろうし、天才的な人間であれば、「社会に新たな要素を投じて進化を促す」という使命が与えられるであろう。
 たとえ失敗しても、個人のレベルにしか影響を与えないような使命において、しばしば、失敗、違反、放棄などが生じることがあるが、全体に影響を及ぼすような使命は、まず完遂されるのが普通である。
       
       
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