治験とは、承認前の薬を被験者に試しに服用してもらって、その安全性を確かめるというものです。健康な人が対象の治験もあれば、病気持ちの人が対象の治験もあります。

 詳しくは、以下で紹介しているサイトに登録して、色々と調べてください。登録すれば必ず治験を受けなければならないという決まりではありません。あくまでも、治験を受ける意思のある人が、治験を受ける為に事前に個人情報を登録するというだけです。派遣会社で紹介する仕事をする為に、事前に派遣会社に個人情報を登録するようなものです。

 登録したら、ヤクザみたいな人から頻繁に電話がかかってきて、強引に治験を受けさせられるという訳ではありません。登録後に、やっぱり治験を受けたくないとなれば、放置して結構です。

 私も、今まで一度だけ治験をしたことがあります。東京都の墨田区にある隅田病院という場所で受けました。それまでにも、10回位、事前検診を受けました。しかし、全て落ちました。この受かった時は、事前にかなり前から食事制限とかして、なるべく事前検診の数値が良くなるように努力しまくって、ようやく受かりました。

 私が受けたのは、たしか統合失調症の薬だったかな。私は全然統合失調症ではありませんけど。健常者を対象にした試験でした。

 たしか前後に分かれていて、前半は4泊か5泊位で、後半もやはり4泊か5泊位だったと思います。間は一か月間空いていました。それで、後半の治験開始時にも検査があり、その時に数値が悪くて、帰らされた人もいました。その人は前半の治験は受かったのに、間の一か月間で不摂生をしたせいか、数値が悪かったみたいで、後半の治験は落ちてしまいました。なので、そういうこともあるので、間が空いている治験の場合、その間の期間もちゃんと節制しないといけません。

 で、全ての期間が終了後に、直ぐに報酬は振り込まれました。たしか18.5万円程度だったと思います。別に、その後に何の体調不良もありません。

 ただ、私の場合、検査数値の内、たしかアルブミンという値が元々高いのかな。それで、水分を一杯飲んでくださいと言われて、飲みまくりました。でも、同じく飲みまくった他の治験の時は、全て落ちました。

 事前検診は、治験を受ける人数の約三倍募集します。それで、総合的に見て数値が良かった上位33%程度が合格します。しかし、合格したからといって、そのまま治験を受けられる訳ではありません。合格は電話で伝えられますが、治験で入院当日に、その病院に集まって、再度検査があります。血液検査とかです。

 それで、検査開始から一時間後位に、数値が悪い人は帰らされます。合格した人でも、補欠の人が五名位います。その補欠達は、その補欠達以外の合格者達が、翌日の試験開始、つまり薬の服薬を無事に済ませたら、帰らされます。まあ、一日分の日当しか貰えません。でも、翌日の検査開始までに、合格者の中から、体調不良とかで脱落者が出たら、その補欠の中から、補充されます。

 まあ、治験といっても、国内で実施する治験もあれば、国外で実施する治験もあります。海外で実施する治験の場合は、渡航費は勿論、製薬会社持ちです。この治験というのは、製薬会社が国から認可を受ける為に実施するものなので、被験者への報酬も、病院への報酬も、全て製薬会社から金が支払われているのだと思います。まあ、詳しいことは知らないけど。

 まあ、海外で実施する治験にしても、国内の病院内で実施する治験にしても、旅行気分では無理です。ずっと室内に居なければなりません。勝手に外出は不可能です。なので、海外に行けるといっても、単に海外の病院内にずっと居るだけなので、無料で海外旅行が出来る!みたいに考えない方が良いですよ。

 私も、治験の期間中は、ずっと病院内の、ワンフロアにずっと居ました。勝手に外出は出来ませんから。もしも勝手に外出したり、室内で禁止されている喫煙とかを勝手にしたり、とにかく規約を破ったら、報酬は無しになります。或いは相当減額されてしまいます。なので、大人しく、病院側の説明通りに、従順に暮らし続ける必要があります。

 食事は、病院側で用意した食事を食べられます。栄養を考えた食事、そして試験結果に影響が出ないような内容の食事です。毎日違う食事が出ます。まあ、私の時は、たしか全て弁当でした。あと野菜ジュースとかかな。好き嫌いを言う権利はありません。全て残さず食べられる人のみ参加可能です。まあ、ゲテモノみたいな内容の食事は全く出てきませんから安心してください。

 風呂も湯船にゆったり浸かるというのは無理で、シャワーです。まあ、入所当日持参すべき必要な物は、事前検診時に案内されます。まあ、でも、事前検診で落ちた人には、もう無関係ですが。

 事前検診の結果は、事前検診の日より数日から一週間後位に電話連絡が来ると思います。或いは、何も連絡がなければ落ちたということになります、という仕組みの病院もあります。

 で、さっきの説明で、事前検診から33%程度の人しか補欠も含めて合格できません、と述べました。こう聞くと、あたかもロシアンルーレットみたいに、運次第みたいに考える人もいるかもしれません。しかし、実際は違います。あくまでも、厳密に、数値が良い人から順に合格者として採用していくので、数値が悪い人は、何度受けても落とされます。基準があり、その基準に一つでも達していなければ、他の項目がどんなに良くても落とされます。

 なので、超健康な理想的な数値の人は、毎度毎度、治験の事前検診を受ける度に合格するでしょう。補欠にもならずに、本番の治験もバッチリ受けられて、毎回毎回、高い報酬を貰えるでしょう。

 逆に、数値の悪い人は、5回事前検診を受けようが、14回事前検診を受けようが、全て落ちるでしょう。そういう訳で、運次第ではないのです。あくまでも、元々の数値が良い人の方が、とてつもなく有利なのです。

 私も、たった一回受かった時が奇跡的だっただけで、他の治験募集で受けた事前検診は、全て落ちました。多分、合計12回位、治験の事前検診を受けたと思いますが、その内のたった一回しか受かりませんでした。どうしても、アルブミンという数値が毎度高くて、落とされてしまっていました。奇跡的に、その合格した一回のみ、アルブミンの数値が改善されていたので、通りました。でも、これも、数値が毎度良い人ならば、何の苦労もせずにすんなりと合格するのでしょうな。ちなみに、アルブミンの数値は、生まれつきの体質で私みたいに高い人がいるみたいで、そのちょっとだけ高い数値自体は別に健康に問題はないのですが、治験を受けるのであれば、問題ありということです。そういう風に、厳密なのです。コネとか温情とか見た目とかは一切通じないし、関係ありません。

 報酬は、当然、期間が長くなれば長くなる程、高くなります。拘束時間が長くなるのですから。また、試験の内容によっても異なります。通院で済む塗り薬とかサプリメントの服用モニターならば、安いです。あんまり苦労しなくていいし。でも、まあ、宿泊する必要がある治験は、比較的高いです。

 具体的な金額は、登録後、各治験の案内を見れば確認可能です。まあ、病院内に拘束されるといっても、治験対象の薬を飲んで、室内でずっと、解放される時が来るまで、ゆったりと過ごすだけです。まあ、採血がありますが、殆どの人は大丈夫だと思います。どうしても注射は無理という人は、治験は諦めてください。朝に体操をして、それから採血して、食事して、それから自由時間で、昼に弁当、それからまた自由時間、夜に採血、弁当、入浴、とか、まあ、そんな感じです。

 まあ、確かに同室で7名位で眠りますので、神経質な人はキツいかもしれませんが、まあ、慣れるでしょう。夜間にトイレに行きたい時は、勝手に扉を開けて、トイレに行けばいいだけです。

 私が居た病院には、漫画の棚があって、古いテレビゲーム機もありました。まあ、暇潰し用に置いてあるのです。音楽プレーヤーとかを持参しても大丈夫だと思いますが、詳しくは事前検診の時に説明があるので、その時に確認してください。各病院で規則は若干異なると思うので、自分の耳で確認してください。

 そんな感じです。まあ、ちなみに、事前検診の数日前だか一週間前からは、力仕事はやってはならないという決まりが、私の時はありました。なので、事前検診の前日に引っ越しのバイトをするとか、そういうのは論外です。折角、元々の数値が良くても、疲労物質が体内に出てしまい、事前検診で落とされてしまいます。なので、そこは注意してください。詳しくは、各治験サイトの案内に書かれていると思います。

 ちなみに、事前検診時には、私の場合、交通費として、三千円貰えました。それは、東京都の墨田区の病院で実施する治験の場合、その近隣に住居がある人のみが対象です。なので、和歌山県在住の人とかは、東京都で実施する治験には参加不可能です。詳しくは、参加資格の欄に書かれていますので確認してください。まあ、東京都で実施する治験の場合ならば、主に関東圏在住の人が対象だと思います。

 事前検診時の交通費は、大体どこも三千円程度です。交通費が実際には1200円しかかからなかったとしても三千円貰えるし、実際に4200円かかったとしても三千円しか貰えません。

 まあ、そんなところです。病気持ちの人でも、治験の対象の病気持ちの人ならば参加可能な治験も、たまにあるので、病気持ちだからといって、最初から諦めなくてもいいと思います。まあ、でも、殆どの病気持ちの人の場合は無理ですが。

 あとは、過去の病歴とか詳しく訊かれるので、正直に申告してください。それで、一度治験の事前検診を受けてみて、こりゃ自分の病歴では無理だなと思ったら、もう今後は一生治験は受けなければいいだけです。

 まあ、別に、進路相談とかではないのです。人生にとって、重要な決断みたいに考えないでください。単なる治験ですから。安全性が心配な人もいるでしょう。まあ、確かに、前に、治験中に気分が悪くなった男性が、そのまま亡くなったということもあったようです。でも、それは本当に、その治験で飲んだ薬のせいだったのか、分かりません。私の時は全く問題はありませんでしたし、他の治験においても、安全性は高いと思います。

 けど、やはり自分の人生なので、自分の決断で生きてください。私はあくまでも、治験というお金を稼ぐ手段もあるよ、と教えるだけです。

 まあ、ニートとか引きこもりの人ならば、どうせ時間はあるんだし、一度受けてみればどうでしょうか?