以下の文章は、[霊の書]という、霊的知識の書物から抜粋した文章です。また、自殺に関するその他の霊的知識は、[自殺してはならない霊的な理由]に書かれています。

問・子供や家族へ恥辱が及ぶのを避ける為、自殺をしたとすれば、これは許されますか?

答え・そのような手段に頼ることは間違っている。しかし、本人がこれが一番良い方法と考えた末での決行なら、神は本人の意図に目を止められる。と申すのは、これが本人が自分に課した罪の償いであるから。彼の誤った行為は、その動機によって情状酌量されるが、それでも罪は罪である。もし、世間から偏見や中傷や陰口が取り払えるなら、自殺はこれ以上増えないだろう。

(注解)悪事をして両目が潰れるのを逃れる為、自殺する者は、神の評価よりも人間の評価に重きを置いている。と言うのは、償いのため現世で自殺をした、その罪の償いの手段のため、不法行為の罪の重荷はそっくり背負ったままで、あの世へ行く破目になるのだから。神は人間より冷酷ではない、神は心から悔いる者を許し給う。我々が過ちを努力して償おうとすれば、これを斟酌して下さる。しかし、自殺をしても何一つ償いとはならない。