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自殺してはならない理由


 人生、何が起こるか分からないものだ。今迄幸せの絶頂であっても、予期せぬことが発生して、不幸のどん底に落ちてしまうこともある。

 秋葉原の無差別殺傷事件でも、今迄人生順風満帆のエリートの女子大生が、ただ道を歩いていただけなのに、刺殺されてしまったしな。この前の交通事故では、ただ道を歩いていただけなのに、暴走車が突っ込んできて大勢の小学生が死んでしまったしな。人生、本当に予測不可能なことがたくさん起こるな。

 本当に、人生、何が起こるか分からないよ。自殺志願者の人達も、もしもその自殺したい気持ちにさせる事件なり物事なりが起こるのが、事前に分かっていたら、当然避けただろうしな。でも、そんなことは預言者でもない限り、無理だ。おれ自身も、これから俺の人生に何が起こって、どんな不幸が起き、またどんな幸福が訪れるのか、全く分からない。全然予想、予測が出来ない。今はただ、日々を我慢して、低空飛行で生き続けるだけだ。

 そう、人生で起こる出来事なんて、予測不可能だよ。人生計画は立てられるが、それはしばしば、予想外の出来事により、小幅な修正、時には大幅な修正を強いられるものだ。そして俺は、そもそも現時点でまともな人生計画自体、立てられていないけどな。

 とはいえ、何が起こるか分からないけれども、とりあえず生きていくしかない。今迄色んな不幸が訪れたけど、何とか生きてきた。けっして乗り越えてきたとは、言えないと思う。俺はただ、生きてきただけだ。けっして全ての問題を解決してきた訳でもない。ただ生きてきたら、自然になんだか、問題が薄れて、終いには雲散霧消していただけだ。

 だから、今後も何か、予測不可能な何かの出来事が続々と起こるだろう。しかし、何も不幸ばかりではないだろう。幸運に繋がるような出来事も、発生するかもしれない。だから、悲観ばかりするのはよそう。何が起こるか分からないが、それでも生きていくしかないのだから。そう、自殺せずに生きていくだけだ。そして寿命が訪れて霊界に帰った時に、もうあの世で何の心配もせずに暮らしたいものだ。この世の結果が自殺なんて、あの世では悲しすぎるからな。