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自殺してはならない理由


 今現在、自殺を考えるほどにまで深刻に考え込んでいる事でも、多分、その問題が解決して、数年後には、もうなんでもなくなっていると思うな。人は忘れることの出来る生物だから、よほど記憶力が抜群の人でない限り、わりと直ぐに忘れてしまうと思うけどね。

 俺も、二十歳の頃に業者に半ば騙されて、強引に215万円の不要な機械を買わされて、それから毎月ローン地獄が始まった。それから、その他にも色々と浪費して、さらに会社の寮を出てからというもの、全部自費で賄わねばならなくなったので、その分出費が激増した。そんで、サラ金のアイフルから金を借りてしまい、クレジットカードもショッピングとキャッシングを満額近くまで借りてしまい、もう、人生の序盤にして、人生が破滅したな。ハァ、もっと、両親や学校は、俺に対して金銭教育をしてくれていればよかったのにな。そんなんで、もう発狂しましたよ。文字通り、精神がおかしくなって、頭が狂いました。誰でもいいから殺したいくらい、発狂しました。でも、なんとか神奈川県に帰りました。それが、22歳の誕生日の数ヶ月前だったな、確か。もうね、殆どの若者は、そんな、人生の序盤で地獄には落ちませんわ。20歳から22歳なんていったら、大学生だったら、合コンなどしているだろうし、就職活動もしているだろう。楽しい時期だろうし、未来に向かって羽ばたこうとしている時期だな。なのに、なんで俺は、そいつらと同い年の時期に、発狂していたのか・・・・はぁ、岐阜県なんぞには行くべきではなかった・・・・。岐阜県よりも、神奈川県の方が求人数多いし・・・・もう、バカだ・・・。

 でも、その頃の地獄の日々も、30歳を過ぎた今となっては、もう大分癒えたので、滅多に思い出さなくなった。勿論、思い出そうと思えば、大体のことは思い出せるが、誰もそんな、酷い思い出を好き好んで思い出す人はいないだろう。だから、もう、そんな思い出はほったらかしだよ。

 そう、辛い思い出というのも、時が経過した後には、もうなんでもなくなっているんだ。だから、21歳頃に、本気で自殺を考えていたし、もう自暴自棄になって、無関係の人間を皆殺しにしてやろうかなと思ってもいたが、そんなことを一切しなくて良かったよ。今となっては、まぁ、諦念も覚えられて、そんなに必死に他人と比較することもなくなったので、以前よりも苦しみは無くなったかな。だから、その時に自殺しなくて良かったよ。もしもその時に自殺していたら、今、この場にいないし、もしもあの時に実際に他人に危害を加えて殺してしまっていたら、俺は当然、刑務所送りになっていただろう。それで、未だに服役中だろうし、出所できたとしても、被害者遺族への賠償金支払いで、俺の一生は台無しだよ。それに、二人以上殺していれば、死刑判決を受ける確率も高くなるからな。それならば、自殺同様、今、地上には生きていなった訳だ。そんなには絶対に嫌だな。その頃は、まだスピリチュアリズムは知らなかったからなぁ。本当に、自殺も他殺もせずに済んで良かった。

 その他にもさ、警備員時代に、あの大手の警備会社の機動隊員に深夜の学校内で超怒鳴られて、俺の精神が瓦解してしまったこともあったが、今となっては、もう大丈夫だ。その事件の直後、というか、それから一年間位は、もう、その警備会社のCMを見たり、街中でその警備会社の車両を見かけたり、ステッカーを見たりしたら、もう、その時のことがフラッシュバックされて、目を背けたくなったものだが、今はまぁ、大丈夫だ。テレビでその会社のCMが流れても、別に大丈夫だ。これは、何か劇的な解決手段があったという訳ではなく、ただ単に時が経過したから、俺の心理的ダメージが軽減されて、癒えたからだ。だから、肉体のダメージの治癒と同様に、精神のダメージの回復にも時間がかかるんだよ。なので、もう少し長い目で人生を見つめた方が良い。短期間内で物事を考えたら、そりゃ、解決手段は自殺しか思いつかないケースもあるだろう。しかし、殆どの人にとって、まだまだ人生は続いていくはずだ。別に寿命が余命三ヶ月という訳でもないでしょう。それに、余命が短いのならば、その短い期間を自殺せずに全うすればいいだけだ。

 な~に、人生、長い目で見るものだ。俺だって、過去の辛い時期に、もしも自殺を選択していたら、今、こうしてパソコンの前でこの文章をタイピングしていることもなかった訳だ。だから、あなたも生きなさい。小学生や中学生で自殺してしまった子も、もしも自殺しなかったならば、今も生きていただろうに。まぁ、見ず知らずの自殺志願者を救うには、何の権力もない俺は、インターネットで霊的知識を普及させることしか思いつかないので、こうして活動している訳だ。俺は別にNPOとかじゃないしな。ただの単なる個人だからな。

 だから、あなたも自殺せずに、長い目でもって、生きなさいって。今がとても辛くとも、自殺せずに生き延びれば、数年後には、もうその頃のことは何でもなくなっているだろうから。