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自殺してはならない理由


 家の中が汚いと、やる気が出ない、というか、生きる気力がなかなか湧かないものだ。私もそうだった。あんまり前向きに生きられない時期の私の部屋は、常に汚かった。机の裏側など、何年間も掃除していなかったので、埃が溜まって凄まじく汚かった。

 そうなると、精神も淀んできて、前向きに生きられなくなるものだ。常に部屋が汚いので、心も汚くなってしまう。それを回避する為には、やはり定期的に、それほど汚れる前に、常に掃除をする必要がある。だから、最近の私は、常に一週間に一回、机を拭き掃除して、床は掃除機で掃除している。机の裏側も、埃が大量に溜まる前に、常に掃除して綺麗にするように心がけている。

 人間が暮らす周りの空間というのは、その人の精神に多大な影響を及ぼすと思う。だから、ゴミゴミした場所に住む人は、なかなか精神的余裕がないだろうが、田舎の大自然の中で暮らしている人は、けっこう精神的な余裕があるように思う。それは、田舎の旅番組などで、村人にインタビューしている時でも、みんな大体、のんびりしているからな。

 とはいえ、みんながみんな、そんな自然豊かな住居に住める訳ではない。どうしてもコンクリートジャングルの都会の人達の方が人口は多いからな。だったら、せめて、部屋の中は、常に綺麗に掃除して、心を清潔に保つ努力をすべきだ。綺麗な空間は、綺麗な心を育む基本だと思うから。やはり、同一人物であっても、埃だらけの家よりも、綺麗な家に住む方が、心に良い影響があるのは明白だ。

 あと、家の中にある『物』についても、断捨離する必要がある。断捨離とは、今、話題になっている言葉なのだが、自分にとって不要な物を、思い切って捨て去るということだ。勿論、家の中にある物質に関しては、あなたが全部必要だと今迄思いこんできたからこそ、そこにあるのだろう。しかし、それは本当に必要な物なのだろうか。本当は、もう既に不要な物なのではないだろうか。そういう物を、捨て去ることが出来れば、スッと心が今よりも楽になり、暮らしも精神的余裕が出来てくるだろう。

 不要なものは、思い切って捨てればいい。俺も、つい最近まで、狭いこの六畳ほどの部屋に、この狭い空間には相応しくない程の大量の物資が詰め込まれていた。しかし、断捨離のホームページを見て、これではいけないと思い、思い切って大量に物質を捨てた。そうしたら、かなり空間がすっきりとした。そして、なんだかそれに伴い、精神にも余裕が出たな。やっぱり、人間が生活する周囲の空間というのは、大切だな。汚いと、やる気が起きないばかりか、精神的余力も無くなってしまうから。

 だから、思い切って、今、周囲にある不要な物を、捨て去ってしまいなさいな。気持ち的には、そりゃ、今迄そばに置いておいた物で、愛着があるのかもしれないが、新たな門出ということで、捨て去るものは捨て去るべきだ。どうせ、自殺してしまえば、あなたの私物は全て捨てられてしまうんだ。遺品整理業者が金目の物以外は、全て廃棄処分にします。だったら、今、思い切って、精神が生まれ変わる為に、捨て去ればいい。人間が生きていく上で、必要な物など、実はごく少数しかないんだよ。それらがあれば、生きていけるんだ。そして、シンプルに生きれば、もっと生きやすくなるから。

 とにかく、自殺してしまえば全てが捨てられてしまう。あなたの魂も、どん底の暗黒の境涯に落ちてしまうから。絶対に自殺は避けなさい。