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自殺してはならない理由


 俺は駄目人間です。生き方は完璧ではないけれど、駄目人間ということに関しては、完璧に駄目人間です。それは、今迄の生き方を見れば自ずと分かる。誰が見ても、分かる。まともな人生ではないからな。まぁ、とはいえ、刑務所には入っていないし、刑務所に入らねばならないような犯罪も犯してはいないから、犯罪者にまで下がってはいないという点では、まだ底辺ではないな。

 とにかく、もう、本当に、駄目過ぎる。自分でようやく最近気付いたが、本当に駄目人間だ。能力がないくせに、今まで何だか、変な妄想癖があるので、脚本家になれるはずだとか思い込んでいたし、絵とか、デザインとかに興味があって、実際に昔していたブログにウィンドウズ付属のお絵かきソフトで制作したデザインをアップしたら、けっこう読者から高い評価を頂いたので、それで有頂天になってグラフィックデザイナーになれるはずだとか思い込んでしまったし・・・。お絵かきソフトのペイントと、本格的なデザインソフトのイラストレーターとでは、扱いに雲泥の難易度の差があったから、イラストレーターをマスターするのは無理だった。所詮、俺の頭脳の対応限界は、ペイント止まりであった。

 とにかく、もうどうしようもない程、駄目人間だ。全然進化していない。本当に、なんでこうも、世の中に順応出来ないのかと、嘆く気持になるよ。本当に駄目人間だ。ハァ。

 でも、そんな駄目人間でも、生きていくしかないさ。そりゃ、知能だってあればあるだけいいだろうなぁ。一度でいいから、頭のキレる頭脳レベルになってみたいものだ。頭の良くなる薬、なんで開発されないのかなぁ。それが開発されたら、バカ達が頭が良くなって、知能の高い自分達の立場が脅かされるから、天才達は頭の良くなる薬を開発しないのかな。はぁ、知能が高くなりたいよ。そして、記憶力も良くなりたいよ。本当に、パッと思いついても、三秒後には、なんだかすぅ~っと、頭の中から消えていってしまうんだ。「あれ、今、俺、何考えていたんだっけか・・・」なんていうふうに、すぐに忘れてしまうんだ。それくらい、酷い記憶力だよ。まだ30歳なのに、もう記憶力は末期の老人レベルだな。

 そんな駄目人間だが、やはりなんとか生きていくしかないんだな。このままじっとしていても、仕方がない。そして自殺したら、もっと最悪だ。もしも自殺してしまって、来世もまた、いや、自殺した場合、来世はさらに酷い条件・状況下で生きなければならなくなるからなぁ。そんなことは、考えただけでもゾッとするよ。そんなのは絶対に嫌だ。この今回の人生は、なんとか最後まで耐えて生きて、それで自殺以外の死因で死ぬ。そして、来世はもっと有利な条件下で生きたいな。

 生きるって事は、辛いことですよ。特に、自殺志願者の人達は、自殺したがっている訳だから、もう存分に人生が辛いという事は、身に沁みて分かっている筈だ。それでも、何とか生きていかねばならない訳だ。自殺という手段で勝手に自分の命を絶命させてはならないんだ。誰しも、使命というものがあるらしいからな。使命といっても、偉人の人生みたいに、大きな使命は無いだろう。ただ、小さな使命であろうとも、使命は使命なんだから、自殺せずに生き続けて、使命を全うしなければならない。

 俺だって、辛いよ。出来ることなら、もっと有利な条件下で生まれて、もっと高い知能と、圧倒的な記憶力、高い運動神経、そして器量と、それらを全部兼ね備えて生まれてきたならば、今よりも遥かに楽に生きられただろう。今頃は、高級ミニバンとかに乗っていたかもしれないな。しかし、現実は厳しいものだ。現実は、ただの無職の30歳です。そして今、自分は働きたいのに、なかなか仕事がスタートしないという、とても厳しい状況です。

 人生、辛いことばかりだなぁ。恋人との楽しい時間なんて、まだ望むべくも無い。まだまだ先のような気がする。とりあえず、お金を貯めないとな。今度は浪費せずに、ちゃんと貯めたい、有意義に使いたいな。風俗とかバカげたブランド物とかに使うのは、もう止めた。その点は、少し以前よりも、進歩したかもしれないな。

 私は駄目人間だが、とにかく生きるしかない。自殺という選択肢は霊的真理を知ってからは、除外してあるからな。自分で自分の命を勝手に自殺で放棄することは許されないようだからな。なんとか、駄目人間でも、最後まで生きる努力をしてみます。はぁ、人生は今のところ、つまらないですけど・・・とにかく、自殺せずに生き続けます。