○社会的状態に不平等があるのは、自然法によるのですか。
「いや、これは人間の作り出したもの、神の仕業ではない」
-この不平等は最後には消滅しますか。
「不滅なものは、神法の外にない。諸君は見ないのか、その不平等が少しずつ、日毎に消えていっているのを。諸君の現在の不平等は、高慢と利己の消滅と共に消えていこう。なお残る不平等は、長所の相違のみであろう。やがて次のような日が来よう、神の大家族は成員達は誰も、自分が良い血統の出だと言う者はいなくなるということ。良い血統とは霊にのみ言えることで、社会的地位によるものではないのである」

○社会的地位を悪用して、自己の利益の為に弱者を圧迫する者達を、どうお考えですか。
「その者達は呪われるべき者達である。悲しみこそ彼等の辿る運命。と申すのは、彼等にその抑圧が戻ってこよう。彼等が人を苦しめた、その同じ苦しみが自分のものとなる、その状態に彼等は再生しよう」