○虫のしらせは、守護霊からの警告なのですか。
「虫のしらせというのは、諸君の安全を願う霊魂から、諸君に伝えられる個人的な助言である。これはまた直感、本能の声といえるかもしれぬ。と言うのは、霊は肉体をとって生まれる前に、自分の新しい人生の大様を知る-すなわち、彼がまさに経験することになる試練の種類などを知る。それが際立った性格を持っている時、彼は内心にその印象を刻みつける。この印象である本能の声は、その危険が近付いた時、鮮明となり、虫のしらせとなる」

○虫のしらせや直感の声は、はっきりしたものとは申せません。はっきりしてない場合は、どうすればよろしいですか。
「疑わしい時は、守護霊に祈念するとか、神様にお願いする-神のお使い、つまりは我等の中の一人を遣わされるよう、お願いしなさい」

○守護霊の警告というのは、私共の道義上の指導の為にのみ与えられるものでしょうか。つまり、私共の個人的な出来事の導き、これを目的としているのでしょうか。
「守護霊の警告は、本人にかかわりのある事なら何なりと、これを目的としている。守護霊は、諸君等が進む道の全てにわたり、最善のコースを踏むように導いておる。しかるに、諸君等はその声に耳を閉ざすこと多く、道を踏み外しては苦しんだりしている」
〔注解〕私共を守ってくれている霊達は、私共に助言を与え、良心の声を目覚めさせてくれる。しかし、必ずしも私共がこれに重きを置くとは限らぬので、身近の人物を通じて直接私共に警告を発したりする。幸福といい不幸といい、人生の数々の場合を思い起こしてみれば、もしその忠告に従ってさえいれば、苦しまずに済んだのにと思える場合が、随分とあったのではなかろうか。