-White Brotherhoodという指導霊ばかりの組織があるそうですが・・・・

「地上の同志を通して最大限の霊力を注ぎ、霊的知識を広めることを使命として働いている高級霊の組織です。極めて高度に組織された集団です。私達はこうして地上で行った仕事の成果を報告する為に、ある特定の時期(地上のイースターとクリスマスに当たる)に地上圏から離れ、私達の本来の住処である界層に帰ります。
 そこで全員が一堂に会し、更に高い界層から私達を指揮しておられる方々から計画の進捗具合、つまりどこが成功しどこが上手くいっていないかを指摘して頂き、総合的な地球浄化の計画の今後の進展の為の指示を仰ぎます」

訳者付記-White Brotherhoodという用語は交霊会では何度か出ていたのであるが、霊言集に出たのはこれが最初である。シルバーバーチの言う[大霊]はもともとGreat White Spiritといい、直訳すれば[大いなる白色の霊]となる。それをシルバーバーチも大抵Whiteを略してGreat Spiritと言っている。この[白色]というのはシルバーバーチのいうShining Ones(光輝く存在)のShining すなわち光り輝いている様子をそう表現したもので、既に形体を失い、ただ白く輝いている存在で、ここに紹介したイラストで言えば、神界に属する。
 実はシルバーバーチも本来は神界の存在でありながら、この地球浄化の大事業の為に、あえてバイブレーションを下げ、このイラストでいえば霊界の上層まで降りてきて、そこから例のインディアンを中継して放送している。
 そういう指導の霊団は地球全体に組織されていて、それをホワイト・ブラザーフッドと呼んでいるのである。どうやらその最高責任者がシルバーバーチらしいのであるが、徹底して謙虚な態度を取り続けるシルバーバーチは、そのことを明からさまには言わない。
 なお、右の一節の後、「シルバーバーチが祈りの言葉を述べた」とあるが、それは省略されている。多分いつもの通りだからであろう。私の推察ではその時の会場は厳粛な雰囲気に溢れ、シルバーバーチも自然に祈りの言葉が出たのであろう。それが終ってから、多分自分が地上の人間とは格が違うという印象を与えないようにという配慮からであろう、養成会メンバーに向かって次のように述べている。この辺りがいかにもシルバーバーチらしいと言えよう。

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