自殺ダメ


 (自殺ダメ管理人よりの注意 この元の文章は古い時代の難解な漢字が使用されている箇所が多数あり、辞書で調べながら現代で使用するような簡単な漢字に変換して入力しています。しかし、入力の過程で、間違える可能性もあります故、どうかご了承ください)

 いかに訊ねても訊ねても、龍神の生活は何やら薄い幕を隔てたようで、シックリとは腑に落ちない箇所がございます。相当長い間こちらの世界に住んでいる私達ですらそう感ずるのでございますから、現世の方々としては尚更のことで、容易に龍神の存在が信じられない筈だとお察しすることが出来ます。-と申して龍神さんの物語を握り潰せば、私として虚偽の通信を送ることになり、それも気が咎めてなりませぬ。で、皆様の信ずる、信じないは暫く別として、もう少し私がその時監督のお爺さんから聞かされたところを物語らせて頂きます。-
 問『龍神さんのお仕事というのは大体どんなものでございますか?』
 答『龍神の受持ちは中々大きく、広く、そして複雑で、とてもその全てを語り尽くすことは出来ぬ。ごく大まかに言ったら、人間の世界で天然現象と称えているものは、悉く龍神の受持ちであると思えばよいであろう。全て龍神には龍神としての神聖な任務があり、それが直接人間界の利益になろうが、なるまいが、どうあっても遂行せねばならぬことになっている。風雨、寒暑、五穀の豊凶、ありとあらゆる天変地異・・・それ等の根底には悉く龍神界の気息がかかっているのじゃ・・・』
 問『産土神その他の御祭神は皆龍神様でございますか?』
 答『奥の方は何れも龍神で固めてある・・・・』
 問『外国にも産土はあるのでございますか?』
 答『無論外国にもある。ただ外国には産土の社がないまでのことじゃ。産土の神があって、生死、疾病、諸種の災難等の守護に当たってくれればこそ、地上の人間は初めてその日その日の生活が営めるのじゃ』
 問『各神社には龍神様の外にも色々眷族があるのでございますか?』
 答『無論沢山の眷族がある。人霊、天狗、動物霊・・・必要に応じて色々揃えてある・・・』
 問『産土神は皆男の神様でございますか?』
 答『産土の主宰神は悉く男性に限るようじゃ。しかし幼児の保母などにはよく女性の人霊が使われるようで・・・』
 問『仏教の信者などは死後どうなるのでございますか?』
 答『いかなる教を信じても産土の神の支配を受けることに変わりはないが、ただ仏の救いを信じ切っているものは、その迷夢の覚めるまで、暫く仏教の僧侶などに監督を任せることもある。-イヤしかしそなたの質問は大分ワシの領分外の事柄に亘って来た。産土のことなら、ワシよりもそなたの指導役の方が詳しいであろう。ワシには成るべく龍神の修行場のことだけ訊いてもらいたいのじゃが・・・』
 問『ツイ色々の事をお訊ねして相済まぬことでございました。実は平生指導役のお爺様からも、色々承っているのでございまするが、何やら腑に落ちかねるところもありますので、丁度良い折と考えて念を押してみたような次第で・・・・』
 答『それも悪いとは申さぬが、しかし一升の桝には一升の分量しか入らぬ道理で、そなたの器量が大きくならぬ限り、いかに焦っても全てが腑に落ちるという訳には参らぬ。今日は暫くこの辺で止めておいてはどうじゃナ?』
 問『又とないよい機会でございますから、もう一つ二つ訊ねさせて頂きとうございます。-あの弁財天と申し上げるのは、あれは皆女性の龍神様でございますか?』
 答『その通り・・・。神に祀られている以上、何れも皆立派に修行の積める女神ばかりで、土地の守護もなされば、又人間の願い事も、それが正しいことであれば、喜んで叶えてくださる・・・・』
 問『水天宮と申すのもはやり・・・』
 答『あれは海上を守護される龍神・・・』
 問『最後にもう一つ伺わせて頂きます。あなた様はどんなお身分の御方で・・・・』
 答『ワシか・・・ワシは妻もなく、又子もなく、永久に独り身の老いたる龍神じゃ・・・。龍神の中にはこういった変わり者も時としてないではない。現にそなたの指導役の老人などもやはりワシのお仲間じゃ。-どりャ一応修道場の見回りをすると致そう。今日はこれまで・・・』
       
       
自殺してはならない霊的な理由 自殺志願者は、まず[自殺の霊的知識]を読んで!
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