自殺ダメ
離脱体験の中には多分に主観的性格をもったものがある。その要因は数多くあるが、その一つに病気があり、中でも発疹チフスの患者によくみられる。医学者は、全体のほんの片隅にすぎないその局所的事例だけをもって全ては幻影であると決めつけ、従って幽体なるものは存在しないとして片付けている。それを医学ではHeautoscopy とか Autoscopy とか呼んでいる。その説によると人間は自分の容貌について精神的画像を抱いており、それが病気などが誘因となって幻影となって見えるのだという。
しかし、その説では到底全てを片付けることは出来ない。幽体の客観的実在は何度も確認されているのである。従って、仮に幻覚による離脱体験というものがあるにしても、それは寧ろ例外に属するものであるに相違ない。
その他にクロロホルムによる麻酔や事故、激痛、悶絶などでも離脱が生じることがある。
しかし、やはり健康な心身の持ち主が繰り返し体験し、それを分析・調査した上で公表してくれるのが望ましい。そうした調査をしてくれた体験者の中で最も著名な人を挙げれば-
○オリバー・フォックス。英国人。1914年から記事を書いて、それを纏めて1937年に「幽体離脱」と題して出版。
○イーラム(ペンネーム)。フランス人。1926年に「幽体離脱の実際」を出版。
○C・D・ラーセン。米国人女性。1927年に「私の霊界旅行記」を出版。
○S・マルドゥーン。米国人。心霊研究家のH・キャリントンと共著が数冊あるが、その第一冊目が1929年出版の「幽体の離脱」。
いずれも貴重な情報・知識が満載されており、共通点が非常に多い。しかし相違点も幾つか見られる。その中から幾つかを要約してみよう。
離脱体験の中には多分に主観的性格をもったものがある。その要因は数多くあるが、その一つに病気があり、中でも発疹チフスの患者によくみられる。医学者は、全体のほんの片隅にすぎないその局所的事例だけをもって全ては幻影であると決めつけ、従って幽体なるものは存在しないとして片付けている。それを医学ではHeautoscopy とか Autoscopy とか呼んでいる。その説によると人間は自分の容貌について精神的画像を抱いており、それが病気などが誘因となって幻影となって見えるのだという。
しかし、その説では到底全てを片付けることは出来ない。幽体の客観的実在は何度も確認されているのである。従って、仮に幻覚による離脱体験というものがあるにしても、それは寧ろ例外に属するものであるに相違ない。
その他にクロロホルムによる麻酔や事故、激痛、悶絶などでも離脱が生じることがある。
しかし、やはり健康な心身の持ち主が繰り返し体験し、それを分析・調査した上で公表してくれるのが望ましい。そうした調査をしてくれた体験者の中で最も著名な人を挙げれば-
○オリバー・フォックス。英国人。1914年から記事を書いて、それを纏めて1937年に「幽体離脱」と題して出版。
○イーラム(ペンネーム)。フランス人。1926年に「幽体離脱の実際」を出版。
○C・D・ラーセン。米国人女性。1927年に「私の霊界旅行記」を出版。
○S・マルドゥーン。米国人。心霊研究家のH・キャリントンと共著が数冊あるが、その第一冊目が1929年出版の「幽体の離脱」。
いずれも貴重な情報・知識が満載されており、共通点が非常に多い。しかし相違点も幾つか見られる。その中から幾つかを要約してみよう。