自殺ダメ



 概要 来世での生を否定された人間は地獄で永遠にもがき苦しむ。

 刑罰 業火に焼かれる、水に溺れる、手足を縛られ首をはねられるなど。

 堕ちる人 死後、オシリスの宮殿での審判を通過できなければ、地獄に堕ちる。

 特記事項 『死者の書』の内容通りに正しく行動すれば、地獄に堕ちることはない。


 古代エジプト文明の『死者の書』は、楽園に行く為のマニュアルのようなもの。それを紐解くと、古代エジプトの地獄の様子を垣間見ることができる。
 人間は死後、神オシリスの宮殿に着くと、真理の間と呼ばれる法廷に通され、証言台に立たされる。そこで死者は『死者の書』を頼りに、42の神々の名前を順に呼び、生前に罪を犯さなかったと告白する。そして真実だと認められると楽園へ行くことができるが、神々の名前を読み違えたり誤った告白をすると、アメミト(頭はワニ、前足はライオン、後ろ足はカバの姿をした神)に心臓を食われ「第二の死」を迎えるのだ。
 魂を食われた死者は業火に焼かれるなど、永遠の苦しみを味わう。


 管理人の言葉

 昔の宗教は、とにかく永遠が好きだな。永遠の苦しみって、そんなのあるワケないじゃん。アホだな。